2016/04/17 Sun 22:00
陽菜ひよ子
1945年9月10日、ロイド・オルセンさんとその妻クララさんは、
コロラド州フルータの農場で飼育されていたニワトリの屠殺作業にかかっていた。
オルセンさんがニワトリの首をはね、クララさんがその後始末をした。
ところが、その日オルセンさんの斧にかかった40〜50羽のニワトリのうち
1羽だけ、他のニワトリとは違った動きを見せたのだ。
「ぜんぶ始末したはずが、まだ生きて歩き回るニワトリが1羽いたんだ」
とオルセン夫妻のひ孫、トロイ・ウォーターズさんは話す。
自分もやはりフルータで農業を営むウォーターズさんによると、
そのニワトリは、地面を蹴って走り、動き続けていたという。
オルセンさんたちは頭のないニワトリを古いリンゴの箱に入れて、
網で囲われた農家のポーチに一晩出しておいた。
そして翌朝、そのニワトリがどうなったかを確かめに外に出てみると
「なんとそいつはまだ生きていたんだ」とウォーターズさんは言う。
「我が家の歴史の奇妙な一幕です」と、ウォーターズさんの妻、クリスタさん。
寝たきりになったオルセンさんがウォーターズ家で暮らすようになってから、
ウォーターズさんは曾祖父からこの話を聞かされた。
少年と曾祖父の寝室は隣同士だったので、年老いたオルセンさんは
しばしば眠れずに、ひ孫に何時間も話し続けた。
「殺したニワトリの肉を売ろうと町の肉屋に持って行くついでに、
[9] >>
-
-
<< BIRD (講談社 Mook(J))/ユーフォリアファクトリー (編集)
Caffarelのアートエッグひよこ >>
[0] [top]