2016/04/17 Sun 22:00
陽菜ひよ子
その頭のない雄鶏も一緒に連れて行ったんだ。
当時はまだ荷馬車をよく使っていて、そのニワトリを荷台に放り込んで、
肉屋に持ち込んだ。そこで、頭がない生きたニワトリがいるんだが信じるかと、
ビールか何かを賭け始めたんだ」
奇跡の首なしニワトリの噂はたちまちフルータの町中に広まった。
地元紙はオルセンさんのインタビューを取ろうとレポーターを送り込んできたし、
2週間が過ぎた頃、ホープ・ウェードという見世物小屋の興行主がユタ州の
ソルトレイクシティから500キロ近くを移動してやってきた。
提案は簡単。ニワトリを見世物にして巡業しよう、金儲けしないかという内容だった。
「1940年代当時、小さな農場を抱えて生活は苦しかったので、曾祖父のロイドは
『仕方ない、やってみるか』って言ったんだ」とウォーターズさんは話す。
一行はまずソルトレイクシティのユタ大学を訪れ、首なしニワトリを一通り
検査してもらった。大学の科学者たちはたくさんのニワトリの頭を
胴体から切除し、生き続けるのがどれくらいいるか検証したという噂だ。
雑誌「Life」がやってきて「奇跡の首なしニワトリ・マイク」の話を取り上げ、
世間を驚かせたのもソルトレークでのことだった(「奇跡のマイク」と
命名したのはホープ・ウェードだった)。
そしてこのあとロイドさんとクララさんはマイクを連れて、全米ツアーに出かけたのだ。
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