飛べないオウム「カカポ」

2016/04/19 Tue 22:03
陽菜ひよ子


オーストラリア、ニュージーランドなどオセアニアは、北半球から遠く離れていたために
他の大陸とはまったく異なる進化形で、生物が繁殖したことはよく知られていますが
外敵がいないために、飛ぶことを忘れてしまった鳥が、ニュージーランドには
何種か生息しています。
キウィフルーツの名前の元になったキーウィや、絶滅が危惧されているタカヘなど。

今日ご紹介するのは、ニュージーランドに生息する、同じく飛べない鳥「カカポ」です。
カカポは日本名はフクロウオウムと言います。絶滅の瀬戸際にいる鳥です。
見た目がフクロウのようにずんぐりしたオウムだからでしょうか。
image[Strigops_habroptilus_1.jpg]
フクロウオウム(梟鸚鵡)は、ニュージーランド固有の夜行性オウムの一種。

別名:はカカポ(マオリ語: kākāpō(カーカーポー)「夜のオウム」の意。
学名: Strigops habroptilus)
フクロウオウム亜科(Strigopinae)フクロウオウム属(Strigops)
(近縁はミヤマオウム属)

以下のような特徴があります。

・世界で唯一飛べないオウム
・最も体重が重たいオウム(体長約60cm。体重4kg)
・世界で唯一「レック」という繁殖法を持つ。
・世界で最も長生きのオウムかもしれない(寿命60年)

・肉食獣のいないチャルキー島とコッドフィッシュ島のみに生息。
・標高1200m以下の低地の水辺のコケむした森や高山帯の草原などに生息。
・主食は果実。クチバシで果実を砕いたり、すり潰したりして食べる。
・エネルギーを蓄えるために、体の大半に脂肪を蓄積することが可能

巨大ワシ以外には、天敵がいなかったので、カカポはワシが眠っている夜に行動し
飛ぶのを辞めてしまい、どんどん脚がたくましくなり、太って行きました。
その頃のニュージーランドは大型の哺乳類はおらず、爬虫類と鳥の楽園でした。

なので、新しく外敵が上陸しても、外敵のいない生活に慣れきって、敵が来ても
対抗する手段を持たないカカポは、危険を察知すると、ただうずくまるしか
なすすべがないのです。しかし、自然の色と調和したカカポの色合いは
じっと静かにうずくまることで、敵からその存在を隠してくれるのです。

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