【絵本】『ねこのパンやさん』『猫の事務所』『アンガスとあひる』
『ねこのパンやさん』ポージー・シモンズ・作・絵/松波佐知子・訳
意地悪な主人にこき使われてへとへとのねこ。
かわいそうなネコを助けて、ネズミたちが活躍。
とっても痛快です。
とってもユーモラスで、絵も素敵で、私は大好き。
Amazonのレビューを読むと
「意地悪な主人が、ひどい言葉を使いすぎるので
子供に覚えてほしくないからダメ」
「ネズミの焼くパンなんて食べたくない」
などと言う意見もあって、なるほどと思いました。
参考までに。
『猫の事務所』宮沢賢治・作/黒井健・絵
宮沢賢治の作品は難解なものが多い。
難解と言うべきか、想像にまかされる部分が多い、というべきか。
この作品は、黒井健さんの素晴らしい挿画も含め、珠玉の作品。
かま猫がかわいそうでかわいそうで。
最後はしてやったりという気持ちになるけれど、いっぱい疑問符も残る。
これでこそ、賢治と言うもの。
『アンガスとあひる』マージョリー・フラック・作・絵/瀬田貞二・訳
何でも知りたがる、子犬のアンガス。
ガーガー鳴くアヒルのあとをついて行って・・・
さて、アンガスはどうなるでしょう?
単純だけど見事な展開で
思わず微笑んでしまう内容になってます。