妖しい通りの怪しい店

071208china.jpg最近、もうすっかり『絵日記』ではなくなって来ているこの日記。
しかし、絵を描かねばと思うことがプレッシャーになって、更新できないよりは、何かしら形にして残しておきたいと思う今日この頃。

ひと月程前の新宿。狭い路地で彼らに迎えられて入った店には、お客の座るテーブルの下にネコのえさ場。

よく通る名物ママの声以外はわりと静かな店で、ひときわ目立つカップルの声。
といっても、彼の声はほとんど聴こえず、もっぱら彼女の声だけが響きわたる。
    

         


よくいう「手のひらで転がされてる状態」というのは、こういうのを言うんだろうな、などと思いながら、聞き耳を立てるでもなく、耳に入る声。
たぶんもうじき結婚するのであろう二人。彼女の口からは何度も何度も同じ言葉か繰り返される。「マリッジブルー」という言葉が。西の国のなまりを交えながら何度も。

けれどほんの1時間ちょっとの間、同じ空間にいただけにもかかわらず、わたしには、彼女がマリッジブルーなんてモノとは、無縁のヒトであるようにしか思えず、申し訳ないが苦笑を禁じえなかった。
彼の声は聴こえないけれど「まぁまぁ」とか「はいはい、そりゃ大変だ」みたいに、うまぁくなだめているような空気。

これが本気でマリッジブルーになっちゃうような女の子が相手なら、もっと真剣に向き合なくてはならないのだろうけれど、この彼女が相手だから、彼もどっしり構えていられるんだろう。お似合いだな、と思う。

その部屋にはテーブル席が4つ。
残り二つのうち一つは、モノ静かな大人のカップルが静かに火鍋をつつき、残りのひとつに、途中からやってきた6人程のグループが、やはり火鍋をつついていたのだが、会話がスゴイ。日本語と中国語とよくわからない言語三か国語くらいが飛び交っている。

Aさんは、Bさんとは日本語で話すのに、Cさんとは中国語で話す、みたいな。
けれど結局何となく全体としても会話は成り立っていて、全員理解してるというような・・・・ややこしい。全員3カ国語話せるんなら、一つの言語に統一すればいいのに。(余計なお世話ですね)
なんだろう?
表向きの会話は日本語、ナイショ話は中国語、とかにしてるのかな。といっても、店のヒトは中国語わかるわけだけど。

店を出て、コーヒーを飲みながら
「さっきの店にいたカップルの女の子、おもしろかったよね」
と友達に言うと
「うん、マリッジブルーなんてありえなさそうな女の子だったよね」
と言われ、3カ国語チャンポンも気になっていたようで、あはは、同じことを感じていたんだな、とうれしくなった。

この日は友達のおススメの揚げパンを堪能。次は火鍋を食べに行かなくちゃ。
今度はどんなおもしろい人たちに出逢えるかなぁ。


              


071212lunch.jpgおいしいラーメンを食べたと言うメールが、写メ付で届いた寒い日。

どうしてもラーメンが食べたくなり、インスタントの袋を開ける。ウチにあったミンチとタマネギを乗っけたラーメン。ホントは辛いラーメンだともっとよかったのだけど、品切れ中。

ラーメンにタマネギも悪くないと発見した日。


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