映画「ミルク」「デッドマン・ウォーキング」

110403a753d3_7.jpg起きてからベッドを離れるまでに時間のかかる二人なので(特に寒い日)、今日ももう午後になってた。それに思いがけず外は寒くて、花見も断念。そんなわけで、帰宅して、おやつを食べつつ、昨日の「ミルク」を巻き戻して見る。素晴らしかった。どうやら今回は、大いなる敵と戦う映画が多かった。

ショーン・ペンがゲイの政治家をすごくリアルに演じている。しぐさとか、すごく研究したんだろうなーと思う。本気で愛したスコットと、紆余曲折あってまた・・・という時に、悔しい。マイノリティというものについて考える。日本に、そして東京にいると感じないけど、実は私だってマイノリティだ。アジア人種であること、女であること、お金があるとは言えないこと、子供がないこと。ミルクは、ゲイだけでなく、そうした社会的弱者すべてを救おうとした。彼が死んで、3000人がろうそくを持って行進するところでは、もうとにかく号泣。ミルクは、1999年に「タイム誌が選ぶ20世紀の100人の英雄」に選出されているそうだ。

◆本日のお夕飯◆ ・三陸産カキ、白髪ねぎ&レモン汁  ・シーフード&ビーンズご飯トマト風味  ・青菜入り豆乳味噌クリームスープ(ほうれん草、小松菜、キャベツ  にんじん)  ・漬物(にしん漬・千枚漬)  ・みがきにしん  ・ワカサギの佃煮  ・たらこ  凝ったものは作ってないけど、豪華に見えてお得なメニュー。ご飯は昨日のスープで炊いた。シーフードのだしが出てて美味。
私は夕方寝ていて、オットが洗い物をやってくれていた。ありがとうありがとう。彼ばかり働いてくれてる気がする。彼のほうは私ばかり働かせてると言う。なんでなんで???

食後は、コーヒーを飲みながら「デッドマン・ウォーキング」を見た。ミルクより13年も前の映画で、まだ若くかっこいいショーン・ペンにしびれる。何と言うか、さりげないシーンや表情が忘れられない。すごい。いい女優さんだと思ったら、スーザン・サランドンだった。それぞれの立場の考えに共感してしまうと、出口がなくなって苦しい。でもやっぱり、女の子を亡くした両親が一番かわいそうだと思った。ただ、彼らにはもう一人子供がいるけど、男の子の両親は他に子供がなく、苦しみから進めない夫と前に進もうとする妻との間に亀裂が生まれ、離婚にいたったのは悲しい話。子供を失った夫婦の離婚率が高いという夫の方の言葉が重くて・・・

最初から結婚しないで、子供も持たなければ、失う悲しさもなく、けれど、生きることの素晴らしさも得られない。途中、子供を産んだことのない尼僧に何がわかる、と言う母親の言葉が突き刺さった。

しかし、スーザン自身も、スーザンと「テルマ&ルイーズ」で共演したジーナ・デイビスも高齢出産で、若いころに初産(3人目を46歳で出産)をしてるスーザンはまだしも、ジーナは初産も46歳で、48歳で双子を出産してる。なんか希望がわいてくる。しかし、ジーナはアーチェリーの名手で、シドニーオリンピックチームに入るための選考会で、準決勝までいったことがある。とのことなので、やっぱ運動だな。


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