その子が元気なさそうにしてると、すごく気になって仕方がありませんでした。
でもその子が、あるときからアトピーが劇的によくなって、どんどんキレイになって行ったんです。
それと比例して、いつもうつむいて接客してたのが、どんどん明るくなって、笑顔を見せてくれるようになりました。
ちょうどそのとき、オットは調子が悪く、寝込んでいた時でしたが、彼女の様子は私に元気をくれました。
彼女が良くなったように、きっとオットも良くなる。勝手にそんな風に希望の星みたいに思っていました。
今は彼女はそのお店にはいません。
最後まで、フツーのお客としてしか接したことは無く、アトピーについて話したことももちろんありませんでした。
名前も本当の年も何も知らない女の子だけど、時々彼女を思い出します。
きっと素敵な彼が出来て、今は楽しく暮らしてるんだろうね、と二人で勝手に想像しては、温かな気持ちになります。
2015年10月発売。私の書いたコミックエッセイです。
重症アトピーの夫との闘病生活を綴っています。
新品価格 |
←感想・お問い合わせ・執筆やイベントなどのご依頼はこちらからどうぞ
『アトピーの夫と暮らしています』FBページです。