【絵本】『きつねの窓』『ひみつだから!』『ぴよぴよひよこ』『ビロードのうさぎ』
『きつねの窓』安房直子・作/織茂恭子・絵
とっても切なくて、素敵なお話。
あるとき、一面の青い花に誘われてたどり着いた
染物屋さんで、指を染めてもらって
指で窓を作ると、そこには・・・・
きつねの子がかわいらしくていじらしくて
そして最後がちょっと笑えるような
けれどさびしいような・・・・
一度読んだら忘れられないお話。
私の指の窓からは、何が見えるかしら?
『ひみつだから!』ジョン・バーニンガム・作・絵/福本友美子
大好きなジョン・バーニンガム氏の
最新刊は、ネコさんのお話。
ネコが夜どこに行くのか気になったマリー・エレインは
ひみつだから!と約束して、ネコの行くところへ
連れてってもらいます。
途中犬を出し抜いて逃げたりと言った大冒険のあとは
夢のような時間が待っていました。
とびっきりワクワクする素敵な世界。
ジョンは魔法使いなのに違いありません。
みんなすっかり魔法にかけられてしまいます!!
今度こっそり猫のあとをついて行きたいなぁって
きっと思うでしょう。
ネコ好きさんには特にたまらないお話!!
『ぴよぴよひよこ』ジョン・ローレンス・作・絵/いけひろあき・訳
アナログ画とデジタル画を組み合わせたという
イラストがとっても素敵!!
いろんな動物が次々と出て来て、とっても楽しいのです。
お話のテンポがよくて、リズミカルに読み進めてしまいます。
『ビロードのうさぎ』ビアンコ,マージェリィ・W.作/酒井駒子・訳&絵
子供に本当に愛されたおもちゃは
「本当のもの」になることができる。
「本当のもの」になれる日を夢見て
ぼうやと幸せな日々を送るビロードのうさぎ。
ところが、思いがけない出来事が
ぼうやとうさぎを離れ離れにしてしまいます。
そこからしばらくは、何度読んでも涙が出てしまいます。
最後、きゅんっと胸が鳴るようなそんな感じですが
温かくてやさしくて・・・・大好きな絵本。