20代から30代半ばくらいにかけて、自分でも、自分はつまんない女だなぁと思っていた。けれど、その後必死に生きてきた結果、今ではキチンと道筋が出来ているのを感じる。ある仕事のために、自分の半生を洗い出している作業中で、それは痛みを伴うけれど、自分にとって、大切な作業なのだと思う。
「宇宙の眼」(フィリップ・K・ディック)を読んだ。今度の展示の装丁の課題と言うことで読んだのだけど、そうでなかったら、手にとろうとはしなかった本だと思う。だからこそ、すっごく新鮮だった。こう言う世界もあるんだなーと思った。これを装丁するのかーというとまどいもあるけれど、確かに描き様では面白い世界になると思う。さてどうするか。個人的には帽子と毛皮のおばさんと、猫を描きたい。