10年ぶりのガッシュ。

IMG_8458.JPGすイエんサーの裏側(超長文)・・・ただいま制作中。先週までとは画材を変えたら、イイ感じ♡
   
話は飛びますが、南吉記念館の展示のキャプションには画材を記載することになり、全員が各自書いたものを提出したら、女性の学芸員さんから「すみません、「ガッシュ」と「アクリルガッシュ」と「アクリル」の違いを教えてください」と聞かれたのでした。
   
    
「ガッシュ」というのは、不透明水彩絵の具のことで、水彩には透明水彩もある。「アクリル」と「アクリルガッシュ」はどちらもアクリルのことです、と答えたのですが。。。。
   
  
搬入の帰りに、絵の仲間に「それであってるよね?」と聞いてみたら、アクリルでもリキテックスは透明だから「アクリル絵の具」って書いたりするよ、という新たな情報がっ。そっか、たまにアクリルって書かずに「リキテックス」って書いてる人がいて、なんでわざわざメーカー名を書くんだろう?なんでターナーって書く人はいないんだろう?という長年の謎が解けた。。。あははプロでもこんなものです。。。(^^;自分が使ったことない画材のことまでは把握しきれないので。中のひとりも、ガッシュとアクリルガッシュの区別がついてない人もいたので、ちょっとホッ。
   
で、仲間の一人がガッシュ(不透明水彩)で描いているのだけど、私は水彩でも透明水彩が得意で、ガッシュは、どうしてもうまく使いこなせないので、ガッシュで絵が描ける人ってそんけーしてしまう。
  
ガッシュは10年前に買ったきり、そのままになってるのだった。マットだけど、水彩だから完全には乾いて固まってくれないのが原因。それでイラストレーターは、速乾性のアクリルを使う人が多いのだけど、早く乾いて固まり過ぎるんだよね。彼女も「アクリルとガッシュの中間(乾くの遅いけど、最後には固まる)ってのが理想」と言っていた。やっぱみんな、思うことは同じだよね。
   
んで、先日のポスター展でも思ったのだけど、透明水彩って繊細な表現には向いてるけど、薄いのよね。ポスターと原画が全然違いますねって皆に言われたし。スキャンするにも一苦労で、何より、テレビ向きじゃないのだ。
   
んで、アクリルに切り替えようかと思ったのだけど、アクリルでは透明水彩のような雰囲気には描けない。そこで、そだ、眠ってるガッシュを使ってみては?これが正解。ガッシュはアクリル風に使おうとするとややこしいけど、水彩として使えば、別に扱いにくい奴ではなさそう。

ああやっぱ、人と話すって大事なのだわ。いろんな人たちに助けられて生きております。Uさん、Kさん、Kちゃん、ありがとう〜〜〜〜!!


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