について考える。 (独り言のようなものです。とっても長い)
鳥が好きなわけだけど、一番好きなのは、どんな鳥?
大きな鳥?小さな鳥? 明るい色?暗い色?
和風の鳥?アジア風な鳥? それともヨーロピアンな鳥?
「鳥が好きだからと言って、 鳥だったら何でもいいじゃなくて、一定の美意識を持つ事が必要だ」 とアドバイスをされてから、やみくもに鳥モノを 手に入れるのはやめる事にした。
自分の好きな世界って、やっぱりどこかで 繋がっているのではないか、と思う。
絵や音楽やいろんなモノ。
イエローモンキーの音楽が好きな事は、今までにもさんざん書いてきたけど、彼らの音楽、特に初期の音楽は すごく世界観がはっきりしていて(というかしすぎていて) グラムロックの影響を受けていると、よく言われているけど、 その世界はエロティックで、退廃的で官能的で享楽的。 攻撃的でいて、そして切ない。
イラストレーションで言えば、ピアズリーとか 宇野亜喜良さんとかの世界に近いかな、と思う。 もちろん好きな世界である。 (やっぱアンダーグラウンドな世界なのだな)
ファッションはヴィクトリアンがやっぱり好きで 多分これからの季節はゴスロリチックなものも着たりする。 全体的に、こう「こってり」としたものが好きなのだ。
インテリアも、モールディングが施してあったりして 「いい仕事してますな」 的なものに心惹かれる。 テイストはイギリス風、あるいは、北欧風。
以前、自宅の庭で、ありとあらゆる植物を育ててきたけれど、一番好きな花はバラとチューリップ。 でもそれだけじゃない。好きな品種だって決まってる。 (長くなるので、一番下に書いておきます)
黒い花が好きで、よく集めていたし、ホワイトガーデンも作っていた。 グリーンやオレンジ色の花も好きだった。 ピンクからブルーへのグラデーションでモネの庭を気取るのも好きだった。
ただ、赤と黄色の花は好きではなくて、唯一育てていたのが、ミモザの木と、小さなビオラと、原種の小さな赤いチューリップ。それだけ。 花に関しては、ずっと渋好みだった。
こんな風に、好きなモノを突き詰めて、 好きな世界を広げて行く事が、今の自分には とても大切な事なのだと思う。
先日、友達とフリマに行ったときに、私が「あ、これ安い。100円だって。かわいいな、買っちゃおうかな」 と言うたびに 「鳥じゃないからダメ」「鳥だけど、何か違うからダメ」 と片っ端から却下され、ちょっと不満だったのだけど 、でもやっぱり、相手の言う事が正しかったのだな、と思う。
たかが100円でも、自分のテイストとか持ち味に 合わないものを持つ事で、自分のイメージが「ブレる」のは、やっぱりダメなのだ。
そんなわけで、この日記を書くうちに、自分の世界が、ちょっとだけ見えてきたような気がする私なのだった。 こんな風に、ちょっとずつ進んで行こう。
長い長い独り言におつき合いいただき、ありがとうございました。
好きなバラ
「セントセシリア」(香りが素晴らしい!)
「バフ・ビューティー」(絶妙な色が素敵すぎ)
好きなチューリップ
「アプリコット・ビューティー」(杏色)
「クイン・オブ・ナイト」(黒と言われているが実際は暗い赤)
「ピンクダイヤモンド」(淡いピンク)
他に好きだったのは、早春に咲くシラー、クレマチス、
クリスマスローズ、春に咲くフリチラリア。
夏に咲く真っ白なユリ。真っ青なデルフィニウム。