『クロード・モネの世界』展を見て参りました。
「日本人は印象派が好き」
などと申しますが、ワタクシめは、割とアンチ印象派だったんですよ。
どっちかというとポスト印象派が好き♪なんて言ってたわけなんですが
でもね、モネの睡蓮を何枚も何枚も見ていますと
(モネの『睡蓮』は、一枚ではなく、数百枚残されています。
印象派の名の通り、その一瞬の「印象」を捉えることをよしとしたため
その日の午前中だけで7〜8枚描くこともあったそうです。)
モネの色彩感覚のものすごさに圧倒されるんです。
ポーラ美術館のときにも書きましたが、一見何気なくクシャクシャっと
描かれた感じのパステルカラーの空の中に、ポツンと鮮やかなオレンジ色の夕陽。
きれいな円でも輝くような光がのびているわけでもなく
くるっと子供が描いたような○、なんです。でもまさに夕陽なの。
今回もそんな感じで、モネ以外の絵もたくさん展示されていましたし
「このヒト、絶対モネよりうまいよね?」
って人もたくさんいましたが、「ああ、なんかいいなぁ」って思うのは
やっぱりモネの絵。
そして絵画やイラストレーションにおいて一番大切なのは、この
「ああ、なんかいいなぁ」
と思わせること、なんですね。
それにはまずは色彩ありき。
色の勉強もしないと、だけど、コレって残念ながら
生まれ持った天性のものなんだそうですよ。
色彩と言えば、ポスターのグレイっぽい背景に散らされたピンクの睡蓮に
ピンクの文字がとってもロマンティックで好きです。
今回、モネの人物画を何枚か見ることができました。
同じ印象派の巨匠・ルノワールが人物画が中心であるのに対して
モネは風景画が中心。人物画はどこか似通っている気がしますが
甘ったるくない分、やっぱりモネが好き。
名古屋ボストン美術館『クロード・モネの世界』
印象派を代表する画家として知られるクロード・モネ(1840-1926)。
刻々と変化する自然の様子に鋭いまなざしを向け描き出された作品は、
見るものを惹きつけ魅了し続けています。
また、自宅の壁には浮世絵を飾り、庭園では日本の花々に囲まれるー
こうした日本文化に強い関心を寄せたモネの姿も、私たち日本人が
彼にそして作品に引きつけられる魅力のひとつでしょう。
本展では代表作《睡蓮》《ルーアン大聖堂、正面とアルパス塔(朝の効果)》
《チャリング・クロス橋(曇りの日)》を含むモネの作品24点をはじめ、
コロー、ミレー、ブーダン、ルノワール、ドガ、シスレー、ピサロ、セザンヌ
といった彼とともに時代をつくった画家たちの作品をあわせて展示します。
さらにモネが敬愛し作品を収集した歌川広重の浮世絵や、モネの芸術に影響を
受けたアメリカ印象派絵画を加え、全58点で巨匠モネの魅力を紹介します。
【会期】2008年4月26日(土)〜9月28日(日)
【開館時間】午前10時〜午後7時
土・日・祝・休日:午前10時〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】 月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)
【入館料金 】一般:1,200円(1,000円) シルバー・学生:900円(700円)
中学生以下:無料
( )内は前売/団体(20名様以上)及び平日午後5時以降の割引料金
シルバー(65歳以上)・学生の方は、証明書をご提示ください。
※上記料金で5階「駒井哲郎 銅版画展」もご覧いただけます。
【主催】名古屋ボストン美術館、ボストン美術館
【共催】中日新聞社、日本経済新聞社、NHK名古屋放送局
【後援】米国大使館、駐名古屋米国領事館名古屋アメリカン・センター、
愛知県、名古屋市、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
名古屋商工会議所
【協力】日本航空、近畿日本鉄道、東海旅客鉄道、名古屋鉄道、
名古屋市交通局、ホテルグランコート名古屋
【特別協力】アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会
【協賛】中京テレビ放送、東海東京証券
【交通のご案内】JR東海道・中央本線/地下鉄名城線/名鉄名古屋本線
「金山駅」下車南口前
【お問い合せ先】〒460-0023 名古屋市中区金山町1-1-1
TEL052-684-0101、FAX052-684-0738
[チケット販売所]名古屋市内主要プレイガイド、チケットぴあ
[Pコード:688-053]、サークルK、ファミリーマート、
ローソン[Lコード:45217]セブンイレブン、CNプレイガイド(am/pm)、
JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、トップツアー
もう来年の展示が決まってるんですね。ゴーギャンです。
GWにぶつければ見ることができそうですが、東京も巡回するのかな。
ところで、このボストン美術館には思い出があります。
この美術館の入った金山南ビル構想当時、ワタクシは某ゼネコンで
CADオペレーターをしておりました。1993年頃のことです。
来る日も来る日もこの建物の図面をパソに向かって引いておりました。
(コレだけ大きなものとなると、共同体になりますので、どこかは謎(笑))
出来上がったらただで宿泊できるよという課長の甘い文句に喜んでいたのに
名古屋とボストンで(主に浮世絵問題で)もめた結果、竣工が遅れに遅れ、
完成した頃(1998年)には、わたしはとっくに退社し、名古屋にいませんでした
(笑)最初の展示に行った頃には、既に関東に住んでいたんですね。
1993年当時の名古屋は、高い建物と言えばテレビ塔くらいしかなく
ビルはなんと26階建ての名古屋ヒルトンが一番高い建物だったのです。
ある日そのヒルトンの最上階『windows of the world』(だっけ?)
に向かいながら、課長がわたしたちに
「数年後には金山に抜かれ、そのまた数年後には名古屋駅に抜かれる」
と話してくれたのが印象的でした。
その名古屋駅は、10年くらいずーっと工事していたんですよね。
(と思ったら、1993年10月〜1999年12月でした。結局金山と名古屋は
一年違いで完成したんですね)
あの古い名古屋駅が、今となってはすごく懐かしい。
http://www.nagoya-boston.or.jp/annai/boston2.htm
沿革
平成3(1991)年10月 名古屋商工会議所常議員会で名古屋ボストン美術館
設立準備委員会設置を決定
平成7(1995)年8月 運営財団の設立発起人会開催
平成7(1995)年11月 財団法人設立許可
伊藤喜一郎発起人代表が理事長に就任
平成7(1995)年12月 第1回理事会・評議員会開催
平成7(1995)年12月 ボストン美術館と名古屋ボストン美術館設立契約調印
平成8(1996)年2月 名古屋ボストン美術館が入居する「金山南ビル」起工式
平成10(1998)年11月 金山南ビル完成
平成11(1999)年4月 名古屋ボストン美術館開館
JRセントラルタワーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JRセントラルタワーズ(ジェイアール セントラルタワーズ)は、
愛知県名古屋市中村区の名古屋駅に併設されている公共施設である。
建設当時は中部地方で最も高い建造物であったが、現在は
ミッドランドスクエアにその座を譲った。
地上18階建ての低層部と、地上54階と51階のツインタワーから成り、
両タワーとも高さは200mを超える。名古屋市には他に高層建築が少ない
ことから、晴れた日には岐阜県や三重県からでもその姿を見ることができ、
名古屋のランドマークとして人気スポットになっている。
駅ビルとしては世界最高の245mの高さを誇り、「世界一背の高い駅ビル」
としてギネス・ワールド・レコーズに登録されている。
日本一延べ床面積が広いビルでもある。
建設の経緯
旧駅舎の老朽化
1937年(昭和12年)に竣工した名古屋駅旧駅ビル老朽化により1990年
(平成2年)に基本構想が発表される。
名古屋駅周辺の線路も敷地として含めて申請し、本来の名古屋駅の
敷地面積では建設不可能な大規模なものとなったため、建築許可をめぐり
問題とされたが、最終的には政治力で認可された。
運営会社の設立
1992年(平成4年)内にホテル業務と百貨店会社を設立。
当初は百貨店部門は株式会社松坂屋が支援の予定であった。
旧駅ビル解体
1993年12月2日(平成5年)同年10月に営業を終了した旧駅ビルと
東海旅客鉄道(JR東海)本社ビルを解体開始
建設開始
1994年(平成6年)、解体終了に伴い建設を開始。
ならびにビル運営会社を設立
百貨店運営協力会社決まる
株式会社松坂屋の支援断念にともない、他の支援先を探し始める。
その後、1996年(平成8年)から1997年(平成9年)までに
株式会社高島屋が協力、出資に合意、会社名が
株式会社ジェイアール東海高島屋に決まる。
棟上から各施設オープンまで
1998年(平成10年)棟上 1999年(平成11年)竣工、
ビル部門運営・入居開始
2000年(平成12年)ジェイアール名古屋タカシマヤ、
名古屋マリオットアソシアホテルオープン
施設情報
所在地 名古屋市中村区名駅1-1-4
建設期間 1993年 - 2000年
使用目的 駅ビル、オフィス、商業施設、駐車場
設計 阪田誠造 ・KPF
施工 JRセントラルタワーズ新設工事JV
所有者 ジェイアールセントラルビル
高さ
アンテナ / 尖塔(最頂部) なし
屋上 245 m(オフィス棟)
226 m(ホテル棟)
技術的詳細
階数 51階(オフィス棟)
54階(ホテル棟)
延べ床面積 416,565平方メートル
エレベーター数 4基(駅構内除く)
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