実家に帰省しているときに、母が名古屋ピカデリーで見られる券があると言うので、せっかくだから話題作を見ようと言うことで見に行ったんですが、ちょっと失敗だったかも・・・
★☆☆☆☆
結局は大富豪は最後にはその富故に疑心暗鬼になったり、プレッシャーから精神を病んでしまう、などのことが描きたかったのかもしれませんが、最初の幼少時のトラウマも、最後まで意味が分からなかったし(病気で隔離される、と言う話のせいで、異常な潔癖性になったということ?と、勝手に想像してましたが)。多分ハワード・ヒューズと言う人に共感できないと、この映画は楽しめないし、なぜあそこまで、飛行機にこだわったり、映画にこだわったのか、奇行の理由も理解できないままで、まったく感情移入できず。
母は前半寝ていて、私は後半寝ていました。キャサリン・ヘップバーンと恋愛関係にあったあたりは、まだ楽しめたかな。ヘップバーンを演じたケイト・ブランシェット、すごく似てたと思う。エヴァ・ガードナー(ケイト・ベッキンセール)の方が美人だけど、ヘップバーンの方が、断然魅力的。最後の方の恋愛遍歴ももっといろいろ描かれていたらよかったのに。いやはや、女性には飛行機は退屈なのです。
でも、もしかしたら、わたしの脳みそがついて行けないだけで、本当はすごい作品なのかしら?などと思っていたのですが、深夜番組で、井筒監督もこの映画斬りまくっていました。スコセッシ監督、昔はすごい人だったそうで、「どうしたんだぁ」とショックを受けておられたような。
ディカプリオが大好きで、顔さえ見ていられればいい、というなら楽しめるかも?わたしには、この3時間は苦痛でした。