一週間前の12月8日は、偉大なアーティストの命日でした。そう、ジョン・レノン、享年40歳。
彼がなくなった1980年12月に11歳だったワタシは、今年ついに、彼の亡くなった40歳を迎えてしまいました。
Dream Power ジョン・レノン・スーパーライブに脚を運ぶのは三度目。
2005年、2007年と今年。
出演者は、私の愛する吉井和哉をはじめ、日本を代表するビッグアーティストばかり。だけど、彼らはほとんどボランティア出演なのではないでしょうか。なぜなら、このライブには大きな特徴があって、それは、チャリティコンサートだということ。
収益金は、世界中の発展途上国に学校を作ることに使われます。昨年までの8回のライブで、すでに85校の学校が作られたんだそう。また、今まではアジア・アフリカだけでしたが、今年から南米にも作られることが決定。
2009年12月8日のライブのワタシたちのチケット代で、新たに10校の学校が作られるんだそうです。
これは、亡きジョンの遺志をヨーコが継いではじめたこと。このライブにいくと、胸が熱くなります。こんなちっぽけなワタシでも、何か役に立つことができたんだって思うんです。
ヨーコが言っていたんです。
「よく、小さな小石をひとりが海に投げても何も起こらないけど、大勢が投げれば、大きな波が起こるというけれど、科学的に証明されたんだそうです。
小さな石をたった一粒海に投げても、遠くの海に波が起こるって。
大勢の力じゃなくていいんです。
大きな石じゃなくていいんです。
たったひとりの小さな石の力で、大きな波を起こせるんです」
感動しました。体が震えるくらい感動しました。
たった今、ヨーコが武道館に波を起こしたのを感じました。
ジョン・レノン・スーパーライブ。来年はいよいよ十周年。来年のライブで、また学校が建って、いよいよ100校を越えるはずです。
来年は武道館でご一緒しませんか?
今年のスーパーライブ、最高でした!!いきなりしょっぱなから、吉井和哉VS奥田民生という夢の競演!!もうもうもう、感動の嵐でしたがねっ。『#9 DREAM』かっこよかったっす。
そして、在りし日のキヨシローを映像で見ることができたのにも感動。本当にそこにいるみたいでした!!すごい技術です。二年前は彼の復活を喜んだというのに。
ヨーコ、体はちっさいけど、すごい存在感。70歳を過ぎても、なんてグラマラス!!
さて、ココから語ります。みなさま、準備はいいですか?トイレにも先に行っておいてね☆
吉井さんが一番影響を受けたアーティストであるデヴィッド・ボウイ。
そのボウイをして
「この先こんなにオリジナリテイのある人は現れないだろう」
と言わしめたジョン・レノン。
そのジョンが、妄信的とも言える愛情を注いだヨーコ。ヨーコが彼に与えた影響は、計り知れないものがありました。
「失われた週末」とジョンが呼んだ、ヨーコとの1年間の別居生活。ジョンは酒におぼれ、ヨーコがどれほど大切な存在かを痛感します。
きっと・・・
ヨーコに会う前のジョンは、何よりも音楽が大切だったのだと思います。何があっても、音楽活動をやめることなんて想像もつかないような。それなのに、ヨーコとの再会を果たし、また一緒に暮らすようになり、ショーンが生まれると、ジョンは5年間も音楽活動を休止して、家事と育児に専念します。
そして復帰直後のまさかのジョンの死。
「一緒に年をとってくれ。僕たちの愛は本物なんだから」
そんなジョンのモノローグの後、凶弾に倒れるPVに、毎回泣いてしまいます。
ビートルズ解散の原因とされ、魔女のように言われるヨーコ。今回、ヨーコはこんなエピソードを話してくれました。彼女のかけている黒いメガネの話。
ジョンが亡くなる少し前、彼女にこう言ったんだそうです。
「キミは黒いめがねが似合うから、これからかけるといいよ。」
その直後、彼は亡くなり、彼女は泣きはらして目がはれて、それでも人前に出なくてはいけなくなり、ふと彼の言葉を思い出します。そうだ、この黒いめがねをかければ、はれた目も目立たない。
彼はもしかして、こうなることを見越していたんだろうか。そう思った彼女は、それからずっと、黒いメガネをかけ続けているんだそうです。
ずっと、喪に服してるんだなぁって思いました。
強い女性だと思っていたヨーコの、意外な一面が垣間見られた瞬間でした。
もはや神話のように語られるジョンとヨーコ。この二人のような世紀の恋愛とは、もちろん無縁な平凡なワタシたちだけど、相手の人生観さえくつがすような、そして自分自身くつがえされるような、そんな影響を与え合うような関係を築けたら、素晴らしいですね。
それは平凡なワタシたちにだって可能なことだと思うんです。
またまた長くなっちゃいました。読んでくれてありがとう☆
3:20吉井さん登場
ワタシはいけなかった2008年の映像。
「なぜ私が今アイラブユーって言い続けてるかと言うと、もっとジョンにアイラブユーって言ってあげる時間が欲しかった。」
「自分の好きな人にI love you」と言ってるときは、世界に言っていると言うこと。世界に響き渡っていると言うことを忘れないで」
2009/12/21