ケツァールの棲む森・1

081225forest1.jpg今回の旅の目的のケツァールはグァテマラの国鳥だけど
古代マヤの聖鳥としてその美しい羽根を儀式に使うため
乱獲されるうちに数が激減して、今はコスタリカの
雲霧林(cloud forest)の奥深く以外では滅多に見られない。

(そう、国鳥なのにグァテマラでは見られないのよ)

それも早朝や夕方の薄暗い時間、天気のよくないときなど
見られる条件が限られている。
まさに幻の鳥。
世界中のバードウォッチャーたちの憧憬の的なのだ。


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081225forest6.jpg今回ケツァールを見るために、旅の最初と最後に
雲霧林を訪れた。先に訪れたのは標高3491mの
セロ・デ・ラ・ムエルテ(Cerro de la Muerte)。


雲霧林はとにかく湿気がすごく道はぬかるみ。
特にこのセロ・デ・ラ・ムエルテはまったく
道が整備されておらず、手つかずの自然のまま。

トレッキングシューズやブーツなどお手上げで
ロッジで借りたゴム長靴で挑む。

何度もぬかるみに脚を取られて、長靴より深く沈み
引き抜くだけでひと苦労。
どんどん体力は消耗するし、転びかける。
崖の方に倒れれば、そのまま転がり落ちるだけだ。

「Real Adventure」とガイドのJ氏が言う通り
これこそ本物の大冒険。

どんどん先へ進んで行くガイドのJ氏。
forest man(森男)とみんなで呼んでいた通り
彼は森の番人のようだ。


しかし、コレは一体、道なのだろうか。
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