MA氏に捧ぐ。

140324_446_n.jpgパレットクラブに行くのを決めたのは、実は彼(と原田さん)に会いたかったから。

おそらく、イラストレーションというものをはじめて意識したのは、彼のイラストだったと思う。あれは確か、ユーミンのパールピアスのLP盤の歌詞カードのイラスト。

実際に学校で目にした彼は、想像以上に怖い人だった!パレットクラブは、自分のクラス以外の授業も(実習以外は)聴講できるのだが、別のクラスの彼の授業を見て、その厳しさに、ちびりそうになった。しかも、そのクラスは基礎コースで、私が通っていたのは本コースだったので、きっともっと厳しいに違いない。ひょえーーーー。

なんて思っていたら、私のクラスの講評は、拍子抜けするほど柔らかいものだった。何点か見ていただいた中で、唯一褒めていただいたのがこの絵。「これはいいね。まぐれかもしれないけど」

そんな彼の個展が、昨年、私の展示中に近くのギャラリーで行われていたことを知ったのは、名古屋に戻ってからのこと。残念!次こそは行かねば、と思ったものの、叶わなくなってしまった。

今はもうこういう絵は描かないけれど、彼に褒められただけで、この絵は私にとって特別な絵。今もきっとこの先も、憧れの人に褒められたそのことだけで、大きな心の支えになると思うのです。

ありがとう、安西水丸さん。。。安らかにお休みください。。


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