薄桜記

121001buil_n.jpg辛くて辛くてたまらない。身が引き絞られるように辛い。どうしてこんなことになったのだろう。


         





ある春の日、私は娘の小学校の保護者会に出かけた。遅咲きの桜が舞う美しい日だった。娘は前の夫の子供だけど、今の夫にもよくなついて、シアワセだなぁ、とかみしめつつ、私は帰路を急いだ。

何がいけなかったのだろう。少しずつ歯車がずれて行ったのだった。年上のあの女性と私が親しくなり、夫を紹介した。それがいけなかったのか。もう私の前に顔を出さないで、と、突然その人に言われた。何が何だかわからなかったけれど、その場を去ることにした私の前に、夫が背を向けて立っていた。料理を作る彼女の手助けをして、うつむく彼の後ろ姿。

彼らには子供もいるのだと言う。私はそれを聞いて、もう何も言えなかった。転がり落ちるように階段を下りる。涙で前なんか見えない。絶望感でいっぱいだった。なぜこんなことになったのか・・・・

と、ココで目が覚めた。ゆ、夢だったか〜〜〜〜〜。ホントこれほど夢で良かったと思ったことはない。ちなみに、私は子供を産んだことはないし、彼にも子供はどこにもいないはず(笑)それにしても、こんな夢を見るときは、きっと何か不安があるのだろーね。最後まで読んでしまった方、ごめんなさい〜〜〜

写真は大名古屋ビルヂングの最後の姿。


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