メカラウロコ11

11月に入ったら、ヒマになるかと思ったけど、ふたを開けたら、全然ヒマではないのだった。
とにかく絵を描かなくては。先日までのペースだと死にそうなので、せめて半分くらいの時間を、絵を描く時間に当てたいと思う。

でもそうすると、今まで後回しにしてきたいろんな事、部屋の模様替えや、サイト作りや、その他諸々で 結局残り半分の時間が埋まってしまう。 (ってことは、寝れんって事じゃん??)
しかもそこへ、課題が与えられてしまった。 といっても絵ではない。

ひとりで悶々としていても、どうにもならないので、 パーッと出かけてみようかと思っている。 出来るだけ大勢の場所に。(ちょっと矛盾するようだけど)
よいインスピレーションが得られますように☆


              


先日、岩井志麻子さんの小説を読んだ。 確かに、すごい世界だったけど、他の人がレビューに 書いてるように、 「見てはいけない世界を見てしまった感じ」 とまでは思わなかった。


イエローモンキーの曲も、初期のものはかなり危ない。 「楽園」とか「Brilliant World」聴いて 「いいよねー」って言ってる人は 脳天勝ち割られるかもしれない(辛口)。

それが一番濃いのがサードアルバムだと言われているのだが 、「a Henな飴玉」「赤裸裸Go!Go!Go!」「薔薇娼婦麗奈」なんて いかにも妖しいタイトルが並ぶ。これもレビューなんかで 「いけない世界に入り込んでしまった感じ」 と書かれているのだが、私にはさっぱりわからない。 だって普通に 「かっこいい〜〜」って言いながら聴いちゃったんだもんね☆

でも、先日買ったライブDVD10枚組のうち 一番最初のDVDがセカンドアルバムのライブなんだけど パフォーマンスもすごいけど 吉井さんの目が、完全に逝っちゃってる感じで それがすごく怖いのだ(ものすごく美しいけど)。

先日読んだ「マル秘おセンチ日記」によると そのライブの頃に書かれた日記に、
コロムビアの守衛のおやじに 『最近調子よさそうじゃないか。一年前はスレた顔してたな』 と言われるくだりがある。 ということは、この一年前は、これよりもっと 危ない目してたってことなのかぁ、と思うと心底怖い(笑)


多分虚構の世界で相当エログロなものを見せられても 私は結構平気だと思うのだけど、現実の人間の狂気とか 猟奇的な事件等は、スッゴク怖いのだ。 もし岩井志麻子の小説が現実の事件だったら その記事を読んでからしばらくは、夢でうなされるに違いない。


話は少し飛ぶが、愛知県に『明治村』という観光スポットがある。 日本全国の古くなった建築物を移築した公園で、というと なんかお軽い感じだが、結構真面目で大規模な造りで 年々広くなって、園内は汽車が走っているんだけど、 今はもう半分は汽車で移動しないと回れないのでは?と言う感じ。

そこに初めて行ったのは、小学生の時の遠足でだった。 教会とか異人館とか文豪の家など、楽しく見た後に 兵士の宿舎のような場所に入った。

実際に使われていたベッドの上には、軍服や帽子、 ランプ等も忠実に再現されている。 それらが実際に使われていたかどうかはわからないけど とてもとてもリアルに感じられたものだった。

そこで私は吐きそうになった。

その晩熱を出した。


センシティブな少女だったのですね・・・・(自分で言うな)


話は戻るが、岩井志麻子のレビューで 誰かが「丸尾末広に漫画化して欲しい」と書いていて お恥ずかしながら、存じ上げなかったので検索して見ると こんなページが出てきた。
http://momiji.sakura.ne.jp/~werdna/maruo/

大正から昭和初期の、江戸川乱歩や夢野久作の 影響を受けてるそうですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/丸尾末広
によると、
「「透明感が出せれば、完成です」と語る筆致は、 考えられないほどの細部まで緻密に描きこまれている。 その為に文庫化が困難であり、された例もあるが A4サイズ以上の大きさ、つまり原稿と同じ縮尺でなければ 作品を堪能することは不可能である。」 とある。す、すごい!!原画が見たい!!

この夏にある方からいただいた「花輪和一」にも 結構衝撃を受けて、もっと読んでみたいと思っていた。 しばらくエログロの世界にはまりそう・・・・ 抜けられなくなったらどうしよう、いや この際抜けられなくなるべきなのかもしれない(笑)

タイトルは、イエローモンキーが毎年、年末に行っていた ライブの名前。 初期の気持を忘れないように、との思いで 新曲ではなく、古い曲を中心に演奏していた。「メカラウロコ」は10で終わっている(多分) そこに私の誕生日の11日をひっかけている。

私の誕生日は4/11なんだけど、11/4だったら 「いいよ」だったのにな、惜しいな、と思う(惜しくないか)。 (ていうか、結局ダジャレですか(笑))

吉井さんの誕生日は、ボンノウの数と同じ108なんだもん。


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