こちらレトロなコレクションで高名な町田忍先生が、30年かけて取材した日本津々浦々の銭湯の写真集です。毎年どんどん銭湯が廃業に追い込まれる中、この本を残すことはまさに日本の遺産を残すこと。そんな思いが込められています。
そういえば社長にこの仕事を依頼されたとき
「絶対に図書館に残る本だよ。キミの絵がずっと図書館に残るんだよ」
と言って口説かれたのでした。
ほとんどが写真なのですが、数ページコラムのページがあって、その中の「俯瞰図」を担当させていただきました。
俯瞰図なんて書いたことも無くて、苦労の連続だったけれど、いいお仕事させてもらったんだなぁ、と改めて思うのでした。
約一年前に依頼を受けて、7月までかかって仕上げた結構力作です。
ただこの本、とても高価です。定価で¥5800(税抜き)します。プレミアがついて売られていたりもしますが、大型書店ではまだ在庫があると思われます。池袋のジュンク堂には30冊ほどあるようで(2008年2月現在)、「日本の建築」というあたりに積まれていました。もし見かけることがありましたら、ちらと手に取ってご覧くださいませ。