最近、新しいことを始めることにして
それでちょっといいことがあったので
うれしくて、またまたいいビールを飲んだ。
ふふふ。何かにかこつけてビールを飲む。
バランスよく生きるって難しいな、と思う。
今の世の中、安定すること自体が至難の業なんだけど
じゃ、安定していさえすれば、本当に幸せなのか?とか。
でも不安定も出来ればやっぱり避けたいよね、とか。
少しでも安定するに越したことはないけど
そこばっかり求めてもってことを考える。
また、別の話で。
人から求められることはうれしいし
人から求められてこそ、生きてる甲斐があると思う。
高齢の方が、ボケてしまうのって、誰からも求められなくなって
寂しさから、そうなるとも言うよね。
でも求められすぎると、今度は忙しすぎて
心が死んでしまう。
ホドホドがいいってことはわかってても
求められれば、応えたいって思ってしまうし、相手側も、気持ちのいい人に、ついつい頼んでしまうし
仕事のできる人に、仕事は集中するもの。結局ここでも、バランスは難しいって話になる。
私はずっとサラリーマン家庭に育って、自営の人の気持ちとか
全く考えたことがなかったな、と思う。
考えて見れば、母親の実家はお店をやっていたのだけど、繁盛していて
我が家よりずっと羽振りも良かったから、自営業っていいなって思ってた。
でも自分が今、個人事業主になってみて、やっと自営の人の気持ちが分かった。
お店でご飯食べる時の意識も変わったと思う。
だって、毎月絶対これだけの収入があるという保証なんて、どこにもないのよ。
それでも、仕入れて、仕込んで、毎日毎日お客様と向き合う。
日々淡々と絵を描いて、売り込んで、仕事が来るのを待つ。
仕事が来たら、とにかく全力で頑張る。その繰り返し。
久しぶりのアナログ画(2005.11.02 Wednesday)
10年前の日記。画像は貼ってないけど、たぶんこの絵を描いていたんだと思います。
私の初めてのイラストのお仕事が来た時の話。ちょうど10年経ちました。
ダイヤモンド社さんから、仏さまのぬり絵本が出たのは2006年5月なので来年5月に
イラストレーターになって10周年とということに。
そして、このあとイラストスクールに通って、パレットは
「アナログで描けるのが本物」という学校だったので
その後私はアナログな絵描きとしてずっとやって来ています。
仕事では、デジタルのほうが便利なことも多いですが
色はデジタルで入れても、線はアナログの良さを大事にして行きたいのです。
どうでもいい独り事、ですが。
今までいろんな仕事をしてきましたが、一番好きなのは間違いなく、漫画のプロット(ネーム)を描くことです。
乗ってくると、もう寝ないで食べないで、ずっと描き続けていられたらと思う程。
現実には、寝て食べて、家事もして、他の仕事もしなくてはならず、中断されるのが悔しいくらい。
けれど、その一番好きな仕事に、40も半ばを過ぎて、ようやく巡り合えたというのは
幸せ、なんて言葉では言い尽くせないほどの喜びなのです。
そして、プロットが最高に好きなので、実はその後の原稿描きは、かなり苦行だったりします。
イラストレーターだっちゅうのに。これはどうにかならんかと思います。。。