『悦びの流刑地』と『しびれフグ日記』/岩井志麻子
2007.01.20 Saturday 13:19
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
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最後のオチとは、何と岩井志麻子は、担当編集者と結婚してしまうのである。
37歳で田舎に夫と二人の子を残して上京。このエッセイ中にも、外国人との恋や、幾人かの「床友達」の存在をにおわしていながら、いきなりの再婚。しかも、最近知ったのだが、さらに離婚して、今はヒモを飼う身分だとか。あっぱれ岩井志麻子。ヒモを飼ってもかっこいいぞよ。
そんなわけで小説。
『悦びの流刑地』
帯で竹中直人が書いてるけれども、「臭ってきそうな文体」ってこう言うのを言うんだろうな。文体だけでなく、匂いに関する描写がすごい。
実際、他人には耐え難いような醜悪な状況も、快楽の中にある二人には、官能を手助けするものにしか他ならないものだと思うのだ。
そして美しい姉と弟のそれは、読んでいて決して不快ではない。ダメな人はダメかもしれないけど。これ以上行っちゃったら、受け入れられないだろうと言うギリギリの境界線で、旨い事書かれてる。そんな感じ。
寝る前にちょっと読むつもりで、結局朝までかかって、一気に読破してしまった。あらすじとか結末は予測できるのに、続きが気になって止まらなくなってしまう。
何と言ってもエログロですから、私の好きな世界なんです。 もういいさ、認めてしまおう。
日本語は本当に美しく、無理の無い文章ですよ。歌の下手な歌手も文章の下手な作家も嫌いだ。いくら面白くても文法崩れてるような文章は読みたくない。
でもやっぱり結末にもう少し工夫が欲しいので、☆4つ。
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