マティス展

2004.10.17 Sunday 17:02
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ


image[041002_01834199.jpg]『hotchpotch』さんのチケットプレゼントでいただいた『マティス展』に10/10(日)、行ってきました。人気のあるマティス展ですので、混雑は覚悟していましたが、意外にゆったりと見られたと思ったのは、その前に、ものすごい混雑の琳派展を体験してたかも?大好きなマティスの絵に囲まれて、シアワセ気分でした♪


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今回のマティス展の女性の絵を見て、グッゲンハイム美術館展に出展されているピカソの絵と似てると感じた方は、わたしだけではなかったようで、いろんなBLOGで目にした情報によると、2人は、お互いに刺激し合えるいい友人同士で、このモチーフも、同じテーマで描かれた物だといえるのだそうです。

この二人が、20世紀美術界に与えた功績は非常に大きく、比較される事も多いですが、何となく子供でも描けそうな、単純な線で描かれた絵は、確かに共通するものがあると感じられます。しかし、今回のマティス展のテーマである「プロセスとヴァリエーション」にあるように、一見たやすく描かれたように見られるマティスの絵は、実は長い試行錯誤の末に生まれた作品で、その過程には、さまざまな変化が存在し、最後の作品がその完成ではなく、過程に生まれる、いくつものバリエーションが、それぞれに完成形であるといえるのです。

マティスは、作品のプロセスというものに、多大な関心を寄せていたそうで、描きかけの作品の途中に、写真を撮るということを、1930年代からしていたようです。その頃の個展でも、作品ができあがる過程の作品を全て展示しています。今回の展覧会では、残念ながら、最終工程だけが本物で、残りは写真ですが、最初とは、全然別のものになっていく様子などが、興味深く見られます。

が、しかし、周りの人も口々に言ってて、笑ってしまったのですが「たやすく描けそうって、(場内説明に)二度も書かれてるし・・・どう見ても、簡単に描いてるようにしか見えない(笑)」わたしも、そうとしか見えないのです(ごめんなさい、マティス)でもね、たやすく描いていても、葛藤しながら描いていたとしても、わたしの中のマティスの価値に、何ら変わるものはないのです。

マティスは、人生の素晴らしさや生命の喜びを表現しようとした画家で、もちろん、どんな人間にも悩みや苦しみはあり、どんな人生にも闇はあるでしょうが、あえて、光の部分だけを描こうとしたのだそうです。こうして、葛藤や試行錯誤を公開しながらも、それでも我々は、マティスの絵を見るときに、明るい、楽しい気持ちになれます。それは、マティスの一番の功績だと思いますし、それだけで十分なのかな、と思ったりもします。ただ、葛藤しながら描いてたマティスを知る事ができたのは、よかったなぁ、と思いました。そう言う意味で、有意義な展覧会でした。bonfauteuilさん、どうもありがとう!

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