オペラ座の怪人
2005.02.25 Friday 21:35
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
今までのミュージカルにはなかった部分として、ファントムの幼少時代を明確に書き、マダム・ジリー(冒頭の老婦人)が彼をオペラ座にかくまったと言うことも描かれています。本当にね、切ないのですよ。ジリーの言うように、ファントムは天才なのです。オペラを書くなどの音楽的な才能も、建築家としての才能にも恵まれています。それなのに、ただ顔が醜いというだけで、母にも捨てられ、見世物小屋で虐待された幼少時。そこから逃れても、今度はオペラ座で隠れ住むしかなかったファントム。
「わたしが何をした?何も悪いことなどしてないのに。ただ顔が醜いと言うだけで、隠れ住まなくてはいけないのか」嘆くファントムの悲しみに、観客のみならず、彼の愛した歌姫・クリスティーヌも彼に心引かれて行きます。けれど、彼の才能や悲しみ、自分への思慕に心を揺さぶられはしても、彼女が真に愛するのは、幼な馴染みのラウル・シャニュイ子爵(冒頭の老紳士)だったのです。
多分、この映画を見ている人の多くは「ファントムの方が素敵じゃない〜〜〜」と思うに違いありません。わたしもそうでしたから。
余談ですが・・・・
顔が醜いせいで、母にも捨てられ、見世物小屋で虐待されるなど、思わず昔見た「エレファントマン」と言う映画を思い出しました。あれは、実話だったそうですね(今回調べてわかった)最近彼の病気に関する謎が解明されたのだそうです。
ジョセフ・メリック氏は1862年、英国はレイチェスターに生まれた。5歳の頃から変体の兆しが現れ、10歳になる頃には目に見える形で変体し、その特異な姿から周囲に敬遠され、友達、そしてついには両親にまで見捨てられてしまう。その後、彼は全国を行脚するサーカス団に見世物小屋のフリークスとして参加し、広くその存在を知られるようになる。そして20代半ばに彼に興味を示す外科医と出会い、彼はロンドンの王室病院へ入院、27歳にしてそこで息を引き取った。
「エレファントマンの謎を解明 英」より “エレファントマン”を再診断
そういえば、原作には、怪人の本名は「エリック」と書かれているそうで、エレファントマンのジョン・メリックさんと名前も似ていますね(あんまり関係ないけど)。ジョン・メリック氏が生きていたのも、ファントムが活躍したヴィクトリア時代。でも、どんなに「ゾウ人間」として蔑まれながらも、人間らしい温かい心を失わなかったジョン・メリックに対して、人を憎み、恨むことでしか自分を保つことのできなかったファントムの哀しさ・・・それを単にファントムの心の弱さ故とは言い切れないのです。
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