ネバーランド
2005.03.04 Friday 21:45
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
あらすじを追ってしまうと、バリと奥さんとシルヴィアとの三角関係とかが、本筋になりがちで、ちょっと気がそがれる部分もあるのですが、場面ごとの映像の美しさ、バリや少年たちとの心のふれあいや、まさに珠玉の言葉たちに、心が震えます。
一番上の男の子が、バリに向かって「あなたと会うことで、母が傷つくんじゃないかと思う」と言ったときに「君は、たった30秒で大人になった」とバリが言うシーンは、忘れられません。
またこの作品には、悪人は一人も出てきません。バリの作品がどんなに評判を落としても、「きみならできる」と彼を信じてくれる仲間や俳優さんたちの存在が、とてもコミカルに描かれていて、笑いの後に、ほろっと来るような、そんなシーンがいっぱいです。
奥さんとの関係も、俗っぽい社交界にしか興味のない彼女に、純粋なバリは、ついていけなくなった、ということなのでしょうが、それにしても、別れのシーンは、せつなかったです。夫婦って、やっぱり、一言では語れないもの。いろいろなことが、心をよぎる様子が伝わってきました。
バリがシルヴィアたちに近づくことに強固に反対するピーターたちの祖母も、自分の娘を思えばこそで、終盤で、病床のシルヴィアを見舞うために、ディヴィス家の一階でピーターパンを演じてみせたときに、「妖精を信じる人は、手を叩いて!」というピーターパンの問いかけに、祖母が誰よりも一番に大きく手を叩くシーンも、笑いを取りつつ、感動的でした。
そして、シルヴィアをネバーランドに連れて行ったところで、次には葬儀のシーン。そして、ベンチでのラストシーン。もう、涙なしでは、見られません。信じれば、きっと誰でもネバーランドに行くことができる。それは、大人でも子供でも、みんな同じなんだ。
そうそう、忘れてはいけない。「ピーターパン」の初演が、大成功をおさめ、パーティーの席で、バリに「どうだった?ピーター」と声をかけられ、「この子がピーターパンなのね!」と注目を浴びたピーターが「ピーターパンはこの人だよ」と、バリを指差すところは、鳥肌が立ちそうでした。そう、ピーターパンは、いつまでも少年の心を失わないバリ自身。そのことを、ピーターはちゃんとわかってるんですね〜〜〜。すごい。
きっと、この映画を好きな人は、いつまでも少年、少女の心を忘れない、大人になりきれない人なのかもしれません。
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