【映画】『きみに読む物語』
2010.07.06 Tuesday 22:11
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女性って、別れた男のことなど、ケロッと忘れて、特に次の相手がいれば、全然平気だったりするたくましさがあると思うんですが、そういった意味で、このヒロイン・アリーは、とっても女性らしい。
ひと夏の恋を過ごした相手・ノアと別れてロンと出会うと、アリーは、あっさりノアのことは忘れて婚約してしまいます。
ノアのほうは、アリーと別れてから、彼女に手紙を書き続けます。手紙はアリーの母に阻まれて、彼女に届くことはなく、お互いにそれを知らずに、相手の心変わりだと思いこみます。
それでもノアは、戦地に行って帰還したあとも、偶然彼女がほかの男と一緒にいるところを見かけても、彼女だけを一途に思い続けていました。
ところが、運命のいたずらで、ノアの偉業を新聞で知ったアリー。結婚式を数日後に控え、彼女は会いに行ってしまいます。
手紙の誤解が解け、互いにまだ愛し合ってることを確認した二人。
そこでノアはすごいのです。
朝早くに、ボートで向かった先は、アヒルがいっぱいの池。(ここでもちろん、私は大興奮!!)そして翌朝アリーが目覚めると、彼女の夢見たアトリエが用意されていました。
お金持ちには決してできない方法で、愛を示すノア。こういう「貧乏青年VSお金持ち青年」の図式は、どこかタイタニック的だなぁと思います。
そしてそこで、アリーの母親登場。ここでの母は、今までの母とは違います。
母は、ノアの働く材木置き場にアリーを連れて行きます。そこで、自分の過去の恋の話と、過去の恋人をアリーに見せます。
「いつも今の幸せを思うわ。お父様と結婚して本当に幸せだった。あなたには、ある日目覚めて後悔してほしくないの」
そう言って、母はアリーにノアからの手紙の束を渡します。
母の嘘の下手さに、涙が出て止まりませんでした。アリーの父親は、悪い人ではなく、母は不幸ではなかった。けれど、ある朝目覚めて、何度も後悔したのでしょう。やっぱり、苦労しても、本当に好きな人と結婚したかったと。
最後に婚約者に会いに行くアリー。ここでも往生際の悪い彼女は、彼にこう言います。
「彼を愛してるけど、あなたのことも愛してる。まるで自分が二人いるみたいなの」
私は思うのですが、同時に同じ深さで別の人を愛するなんて、そんな器用なことは、人はできないと思うのです。
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