【映画】『きみに読む物語』
2010.07.06 Tuesday 22:11
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どちらも選べないと思った時点で、アリーはよりノアを愛していたのでしょう。そしてそのことを悟ったロンは「きみには僕だけの君でいてほしい」と言って、3つの選択を自分に与えます。
「彼を殺す」「彼を殴る」「きみと別れる」
「どれを選択しても、きみを失うことになるんだ」彼のこの言葉の後、場面は切り替わり、アリーはノアを選んだということになっていますが、ロンがアリーを送り出してくれたんですよね。あっぱれ。なんていい男。タイタニックと違って、敵のロンがいい男なだけに切ない。
こんなにいい男二人に愛されたアリーは幸せモノです。
けれど、愛していない女には男は残酷ですね。関係のあった未亡人に対するノアの態度はちょっとがっかり。まぁ、それもわかってて、の関係だったのかもしれませんが。彼女が道を進めることができたのは、アリーのおかげ。それはそれでよかったのかも。
そして、最初から予測できていたことではありますが、冒頭に出てくる認知症の女性はアリー。ノアとのことも、二人の間の子供たちのことも忘れてしまった彼女に、ノアは、二人の物語を読んで聞かせます。
あんなに愛し合ったことも、あんなに幸せだった日々も、全て忘れてしまうなんて、目の前にいるのに、まるで他人のような顔をしているなんて、なんて残酷なこと。
けれど、ノアが読み聞かせているノートは、実はアリーが書いたものでした。アリーが、ノアとの生活に満足し、後悔することがなかった、そのことを、そのノートが示していました。
ときどき戻ってくるアリー。
最後に記憶が戻ったそのときに、二人眠りについたまま
息を引き取る二人。
永遠の愛の奇跡。
二人の死をもって終わる物語なのに、ハッピーエンドなのは、二人が死の瞬間まで、変わらずに愛し合った、というその事実があるからなのでしょう。
アリー、なんて幸せな女性なんでしょうね。
冒頭でノアが言う
「自分は平凡な人生を過ごしたが、ただ一人の女性を命をかけて愛し抜いた。そのことだけで、十分だ」
という言葉こそ、愛の真実なのではないかと思うのです。
きみに読む物語
The Notebook
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