【映画】『コールド・マウンテン』
2010.07.12 Monday 22:21
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『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のジュード・ロウにしびれたので、彼の出世作と言うべきこの作品も見てみました。
南北戦争をテーマにした大作と言うことで、『風と共に去りぬ』とよく比較されていますが、『風〜』を見たのは10代の頃なので、今比較はできないなぁ。もう一度見てみようかな、と思いました。『風〜』の原作は、2回読んだんですけどね。
物語の主題は、ニコール扮するエイダと、ジュード扮するインマンの恋愛物語。
たった一度キスを交わしただけの二人が、なんとかもう一度、相手に会いたいと思いを募らせて、お嬢さん育ちだったエイダが、流れ者のルビーの助けを借りて、たくましくなっていくさま、エイダに会うために脱走兵になったインマンの苦難の道のりを中心に描かれています。
ジュード見たさに見た映画ですが、確かに彼はかっこいいし、ニコールは美しいですが、彼ら二人にはあまり心を打つシーンが少ないかなぁ?と言うのが正直な感想。もちろん主役の二人が再会できたところも、最後のシーンも、思わす泣いてしまったし、感動はできるのですが、それよりも、この映画の見るべき点は、ほかにあると思うのです。
この映画には、悪い奴がいっぱい出てきます。けれど、この映画で一番言いたいのはきっと、悪い奴もいいやつも、戦争の中で、生き延びようと必死だと言うこと。
途中、助けてくれたと思った相手に裏切られるシーンが出てきますが、彼らとて、もともとはごく普通に暮らしていた善人だったのに、自分たちが生きるためには、そうするしかなかったのでしょう。
すべては戦争が悪いのだ、とこの映画は言っています。
ナタリー・ポートマン扮する乳飲み子を抱えた未亡人
神など信じないと言いきる船渡しの少女
脱走した息子たちをかくまう隣人家族の悲劇
主人公のインマンとて、脱走兵ですから、大手を振って歩ける身分ではありません。なんかイマイチ心に響かないのは、たぶん、そこが引っ掛かってるんですね。
インマンは、自分の前でスカートをまくりあげる女を前にしても、未亡人に同じベッドで眠ってくれと言われても、エイダに操を立てて、決して手を出そうとしません。略奪とも無縁、敵を倒す時もすぐには殺そうとはしないし、エイダに再会した時も、汚れてしまった自分を恥じるような、そんな清廉潔白な人間です。
それなのに、あんなに簡単に脱走してしまうのが、なんだか不思議でならないのです。
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