依存することとそこから抜け出す方法。
2015.07.18 Saturday 15:23
陽菜ひよ子
image[150712my365_n.JPG]image[150712_MG_0361web.jpg]image[IMG_9301.JPG]今度、EPSONの布にも印刷できるプリンタで出力して、オリジナルの布で作品を作って展示する「紡ぐ展」に出展することになった。すごく楽しみなんである。
4年前までは帽子の学校に通っていた。最後の方は帽子作家なんて名乗ったりして、何だか赤面ものだけど、自分としては必死だったなぁ、と思う。ただ言えるのは、帽子の学校が本当に楽しかったのは、帽子を売ろうなんて考えてなかった、ウェデイングの帽子を作った頃までで、着物イベントで帽子を販売してから、急速に帽子作りは「義務」になって、苦しいだけの作業になって行った。
結局のところ「絵がダメだったから帽子で」なんてふざけた考えが通用するほど、甘い世界ではないことを思い知り、帽子の道はスパッと諦めて、今はイラスト一本でやっているわけである。けどね、逃げ場がないというのは、本当にしんどい。
精神的に依存しやすい人が、依存しない方法はただ一つ。依存しないようにする、のではなく、多くのものにちょっとずつ依存するのが正しい、という理屈に気づいたのは、割と最近だけれど、実は私は20歳くらいの頃から、このことを肌で感じて実践していた。常に二つの世界を持って、そこを行き来しつつ生活しないと、自分の精神が安定しないことに気づいていたのだ。
先日、Rossoのイベントで知り合った人たちの写真展を見に行った。Zip-FMの主催するモーチャ写真部のイベント。行ってみて思ったのは、とにかく楽しそうだってこと。私が普段出す展示は、どうしても仕事と直結してしまうので、ただ純粋に楽しむという感じではなくて。
ああ、いいなー、こんな風に、ただイベントを楽しむような時間が欲しいなぁ、と思った。思わず、入っちゃおうかと思った、モーチャ写真部(部員募集中だそうです)。
仕事って言うのはこの世で一番エキサイティングで楽しいものだと思う。仕事が趣味みたいなもので、一番楽しいからいいんだ、と思っているけれど、ただでさえ、厳しい世界に身を置いているので、どうしても、交感神経バクバクで、リラックスとは程遠い状況になってしまう。次から次へとあれこれ考えないと、置いていかれそうで。心休まる暇がない。
[9] >>
-
-
<< 「第十回<郷学>名古屋城の魅力を発見!「天守閣」」
モノづくりと受け身の姿勢。 >>
[0] [top]