ポーランドポスター展
念願のはらドーナッツを初めて食べた!おいしかった〜〜〜
ナディアパーク内国際デザインセンターに「ポーランドポスター展」を
見に行ってきた。想像以上によかった!
調べてみると、横浜では150点展示で数は多かったけど、800円で有料。
名古屋は95点と数は少ないけど(それは残念だけど)何と無料〜〜〜
すんばらしい〜〜〜!!
IdcN設立20周年記念事業として、2012年10月から2013年1月にかけ
展覧会・フォーラム・ワークショップなどの記念事業を連続開催された
そのトリを勤める展示ということなのだが・・・これが初めて見に行った展示やった。
ガーン。
昨年の今頃は、まだ帽子で食べて行こうと考えていたので
名古屋で起業するクリエイターをサポートするLOOPに興味シンシンだったのだが
それすら、今日初めて見に行った・・・何なんだ。
今はちょっと俯瞰した感じで見ていて、むしろ、ココに展示されている作品を
購入して、クリエイターを支援する側に回りたいなーなどと夢想していた。
さて、ポスター展。
会場内は、フラッシュはNGだけど、撮影はOKだったので、パシパシ撮ってしまった。
まずは大戦後まもなくの50年代から。
ポーランド国民の苦難の歴史は長い。ポーランド分割から独立まで100年以上で
やっと独立を果たした数十年後にはナチスのワルシャワ侵攻が始まり第二次世界大戦。
やっと戦争が終わったら、社会主義国家となり、ソ連の干渉が続き・・・
観光ポスターなのに暗い色が使われていたり
ポーランド国民よ、立ち上がれ!などといった喚起や
敵国を油断なく見詰めよなどと言った陰鬱な表現が目立つ。
打って変わってデザインの素晴らしさが際立つ60年代。
ヘンリク・トマジェフスキ。
右は、あまりにも有名なシェークスピア作「ハムレット」の劇場ポスター。
後続のデザイナーが「ハムレット」のポスターを制作する場合、このポスターを
いかに越えるかが問われた、のだそう!!すごいぞ、トマジェフスキ!!
彼はタイポグラフィにもこだわり、その作品にあったモノを的確に作り上げたのだそうだ。
ヤン・ムウォドゼニェツ。
なんというか、かわいいのだー。全部の作品がかわいい。
すごくイラストレーション的で、現代にも通じるおしゃれさ。
しかし彼は初期にはピカソの影響を受けていたそうで、左上の作品も
キュビズム的構成の中にユーモアを重ねて、暗闇から力強く立ち上がる姿が
簡潔に表現されているのだそうだ。なるほどー。
右の写真っぽいのですら、動きとか何とも言えないユーモラスさ。
そして今回、とにかく大好きになったヴェルデマル・シフィエジ。
この色遣い!
このライオンの輪を鼠がくぐるように指示しているのが風刺的だと言うのだけど
ライオンってのはソ連のことなのかなぁ?などと想像・・・
この2枚と右下などは数色しか使ってないのにそれを感じさせない素敵さ。
そしてもちろん、こんなカラフルな作品も素晴らしい訳で。
左のこの作品はキュビズム的なのだそうだ。キュビズム、人気あるなー。
特に目に飛び込んでくるインパクトが勝負なポスターにおいては
色って本当に大事なのだよなーと思った。
この二枚は特にお気に入り。アメリカ映画「サンセット大通り」(1957)と
あまりにも有名な「ガリバー旅行記」をアメリカで映画化した
「ガリバーの大冒険」(1963)
ご本人もかっこいい♡そしてまだご存命なのねー。
ユゼフ・ムロシュチャク。
決して好きな作品ではないけれど、ポスターとしてのインパクトを考えると
いい作品なんだろうなーと思う。
ここに載せた以外に、シュルリアリスムの作品などもあっておもしろかったー。
IdcN設立20周年記念
伝えるデザインの力 ポーランドポスター’50-’60展
国際デザインセンター設立20周年記念事業。
ポーランド・ヴィラヌフポスター美術館所蔵の1950-60年代ポスター等、約100点を展示。
戦後の荒野に、希望のごとく花開いたポーランドのポスターデザインは、震災や景気悪化などで
自信をなくしている日本に勇気を与えてくれるに違いありません。
今こそポスターの持つ「伝えるデザインの力」を日本でも再認識し、明日への活力に
つなげていきたいと考えます。
12月12日に「第10回OACクリエイティブフォーラム名古屋」を併催。
詳細・参加お申し込みは関連サイトから。
■会場■
デザインギャラリー
〒460-0008
名古屋市中区栄3-18-1
ナディアパーク・デザインセンタービル4階
コレクションギャラリー
〒460-0008
名古屋市中区栄3-18-1
ナディアパーク・デザインセンタービル4階
■アクセス■
→Map
最寄りの地下鉄駅より
名古屋市営地下鉄名城線・名港線「矢場町駅」:6番出口より約400m、徒歩5分
名古屋市営地下鉄東山線「栄駅」:栄地下街・サカエチカ7番出口より約600m、徒歩7分
■日時■
2012/12/12 〜2013/01/06
11:00 〜 20:00
(最終日は17:00まで)
■休日■
2012年12月18日(火)・25日(火)・12月29日(土)〜2013年01月03日(木)
■費用■
無料
■主催■
ポーランドポスター展実行委員会
■共催・後援など■
共催=株式会社国際デザインセンター、公益社団法人日本広告制作協会中部支部(OAC)
後援=駐日ポーランド共和国大使館、愛知県、名古屋市、中日新聞社
社団法人日本グラフィックデザイナー協会、公益社団法人日本広告制作協会
NPO法人日本タイポグラフィ協会、中部デザイン団体協議会(CCDO)
協賛=ポーランド広報文化センター、セントラル画材株式会社、株式会社Too名古屋支店ほか
協力=アートよみうり、エクスポート、京都工芸繊維大学美術工芸資料館
財団法人DNP文化振興財団
■問い合わせ先■
国際デザインセンター・コレクションギャラリーtel052-265-2106(代)
■関連サイト■
第10回OACクリエイティブフォーラム名古屋
IdcN設立20周年記念事業「伝えるデザインの力 ポーランドポスター’50-’60展 [名古屋展]
伝えるデザインの力 ポーランドポスター’50-’60展 [横浜展]