トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。
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茨城県・熊本県の鳥・ヒバリ(都道府県の鳥・6)

090308hibari1.jpg090308hibari2.jpg都道府県の鳥第6弾は、茨城県と熊本県の鳥。
ずいぶん遠い県同士が同じ鳥さんを
県の鳥としてるのはおもしろいですね。

ヒバリ(雲雀、告天子(コクテンシ))
学名:Alauda arvensis
英名:Skylark
スズメ目ヒバリ科
春を告げる鳥として
洋の東西を問わず親しまれている。

イギリス、ユーラシア大陸の温帯から
亜寒帯にかけて広く分布、繁殖。
日本では北海道から九州まで
広く分布、繁殖。どちらも南部の
個体は留鳥、北方の個体は冬季
南方へ渡りをする。

全長約17cm。翼開長約32cm。
体は褐色、下腹は白く黒褐色の斑。
後頭部頭に特徴的な冠羽。雌雄同色。


頭の冠羽を立てて大きな口を開けて威勢よくさえずるヒバリ(上の画像)。
雄と雌はほとんど体の色が同じなので見た目には区別がつきにくいが
チュルリラチュルリラと大きな声で歌うのは自分の縄張りを宣言。
ヒバリは雄はよく頭の羽を立てるけど雌はあまり立てない(下の画像)。
以上のことから上はオス、下はメスであるかと思われる。

冠羽を立ててなければ一見スズメのようにも見えるが
全体的にスズメよりも黄色がかった色合い。

多くの鳥は木に止まってさえずるが、ヒバリは飛びながらさえずる。
その声は美しく、多くの詩や曲のモチーフとなっている。
また、そのさえずりを楽しむために、古くから和鳥(※)として飼われてきたが
現在は法改正によりヒバリの飼育は禁止されている。

※和鳥・・・日本に古くから住む野鳥。またその野鳥を捕獲し飼いならして
       さえずりや鳴き声などを楽しむもの。

今回も写真はeteさんのblogから。
『アマサギ』『川辺で鳥撮り』からお借りしています。

なお、茨城県の県の木は梅(偕楽園がありますもんね)、県の花はバラ。
熊本県の県の木はクスノキ、県の花はリンドウだそうです。


2009/03/08 Sun
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