それがほぼ同時期に映画化とは、なんて贅沢なこの秋。
『20世紀少年』(8月30日公開)
http://www.20thboys.com/
『デトロイト・メタル・シティ』(8月23日公開)
http://www.go-to-dmc.jp/
はっきり言って、日本ではマイナーすぎる存在だったデスメタルを
一気にメジャーに押し上げた『DMC』の功績(?)は素晴らしいし
キャスティングの際には、合ってるのかどうか、ワタシ的にはよくわかんなかった
松山ケンイチくんが、あんなに「根岸カット」が似合うとはっっ。
松雪泰子の女社長も見物だ。
↓ていうか、京都に行きたいよっっ!!
D.M.C現象止まらず、舞妓はんまでクラウザーさん化!
(バークス - 08月20日 13:40)
これはもはや現象か? 原作が300万部を突破した大人気コミック
『デトロイト・メタル・シティ』の勢いが止まらない。
いや、止まらないどころか、ますます過激に加速している。
8月23日(土)に全国東宝系にてついに公開される実写版映画
『デトロイト・メタル・シティ』で、主演の松山ケンイチは共演者の
加藤ローサを「メス豚!」呼ばわりするほどにヨハネ・クラウザーII世を熱演。
そして、8月6日にリリースされたデトロイト・メタル・シティの
デビュー・シングル「SATSUGAI」は、インディーズながらも
オリコン・ウィークリー・チャートで7位に初登場。
デスメタル史上初の快挙を成し遂げた。
そんなD.M.C旋風は、いにしえの都、京都でも吹き荒れそうな気配だ。
京都市下京区の舞妓変身スタジオ「夢館」にて、映画公開から2週間限定で
希望者の額にクラウザーさんと同じ“殺”の文字を入れD.M.C信者としての
誇らしげな舞妓はん姿を無料で写真撮影できる、というサービスが
実施される予定だという。なんという狂気に満ち満ちた悪魔的企画なのだろう。
↑クラウザーさん化する舞妓はんの悪魔的大きい写真は、
画像をクリックすると見られるよ♪
そして、世界中が待ち望んだ映画化、連載から2年が過ぎての万を期しての
シリーズ第一弾の日本公開に先駆け、ワールドプレミアが花のパリ(古っ)
で行われ、その記者会見が、なんとルーブル美術館の『モナリザの間』を
貸し切って行われたと言うのだ。
スッゲー話である。(画像/Oricon Style)
唐沢寿明と常盤貴子がルーブル美術館「モナリザの間」で世界初の会見
( 2008年08月21日 10時00分)
日本での公開に先駆け、フランス・パリにて現地時間19日(火)、
映画『20世紀少年』(8月30日公開)のワールドプレミアが
日仏交流150周年記念公式イベントとして開催された。
渡仏した唐沢寿明と常盤貴子は、世界初となるルーブル美術館
「モナリザの間」を貸切にした記者会見に臨み、
「2度とない夢のような体験」(唐沢)
「このパリでのプレミアの盛り上がりが世界に伝染すればうれしい」
とそれぞれコメントしている。
浦沢直樹による原作コミックは世界12ヶ国で翻訳出版され、
『20世紀少年』の映画化に際しては配給オファーが世界中から殺到していた。
そんななかでも、フランスではアングレーム国際漫画祭・最優秀長編賞を
受賞するなど浦沢の知名度は抜群。今回のワールドプレミアは、
フランス配給会社からの熱烈な招待上映の希望に応える形で実現した。
配給元の東宝では「日本側もこの超大作を世界にアピールする場として、
芸術の都・パリは最適」とする。
この日、パリでの会場となったシャンゼリゼ大通りに面する
パブリシスシネマ(400席)は、キャンセル待ちのファンが200人も劇場の外に
あふれるほどの大盛況。長蛇の列は凱旋門近くまで達した。
そして、上映終了後に行われたティーチインでは、登壇した唐沢、常盤と
来場者との活発な質疑応答が行われた。
漫画のケンヂに比べてカッコよすぎると指摘された唐沢は「よく言われます!」。
常盤は、強い女の役柄に関連した質問に対して、「今、第3章の準備で柔道の
特訓中。あなたみたいに大きい人でも投げ飛ばしちゃうわよ」などパリジャン、
パリジェンヌの質問にユーモアを交えながら答え、会場を沸かせた。
また、今回のもっとも大きな話題は、ワールドプレミアに合わせて開催された
記者会見。この会見は、なんとルーブル美術館「モナリザの間」を貸切にして
行われた。これまでにもルーブル美術館では、オーディトリウムなどでの会見、
イベントなどの開催実績はあるが、「モナリザの間」での会見は世界初。
東宝によると、日本側が世界に向けた超大作の会見を行う場として、世界の文化・
芸術の中心であるルーブル美術館での開催を美術館側に打診したところ、
「フランスでも人気の高い『20世紀少年』のためならと快諾していただいた」
という。
この史上初めてとなる会見で、唐沢と常盤はモナリザの微笑を背後から
受けながら、集まったテレビカメラ12台をはじめとするフランスのマスコミ
80人の質問に堂々たる振る舞いで答えた。
こうしたパリの街をあげての歓迎ぶりや、熱のこもったティーチイン、
プレミアでの「ケンヂ!ユキジ!」の大コールなどに、唐沢、常盤は
フランスをはじめ世界中での大ヒットを確信した様子。
唐沢は「モナリザの間を貸切で会見を行うなど2度とない夢のような体験だ。
みなさんの感想をぜひ、聞かせてもらいたい。画面上のことだけでなく、
先が知りたくなる、もう一度見たくなる構成も原作コミックに似て、
よくできている」と映画をアピール。常盤も「『20世紀少年』は、
モナリザがモデルの『ダ・ヴィンチ・コード』のような早いストーリー展開が
魅力です。このパリでのプレミアの盛り上がりが世界に伝染すればうれしい。
お祭り気分で見る映画です」とワールドプレミアの成功をよろこんだ。
『20世紀少年』は、日本での公開を前に、韓国、香港、台湾、タイ、
シンガポール、インドネシア、マレーシア、ブルネイ、マカオ、
オーストラリア、ニュージーランド、フランス、イギリス、アイルランド、
ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、モナコ、スイス、アンドラの20の国と
地域で配給が決定。フランスでは2008年冬に公開が予定されている。
松山ケンイチ、かっこよくないのに、はまり役!? 『DMC』のロック魂に注目!
(cinemacafe.net - 08月20日 12:56)
カメレオン俳優と言われ、作品ごとに着実にステップアップしている
松山ケンイチ。
彼が新作『デトロイト・メタル・シティ』で見せるのは、
ポップミュージシャンを目指すナヨナヨ男“根岸崇一”、
悪魔系デスメタルバンドのボーカル“ヨハネ・クラウザーII世”という、
どっからどう見ても似つかない2役。
松ケンなのに松ケンじゃないー
いつの間にか松ケンが演じていることを忘れてしまうような、
原作コミックから飛び出してきたような、見事な変身ぶりに
驚かされてしまう。
これまで何かと『デスノート』のL役がちらついていた彼だが、
今回ばかりはその存在が完全にかき消されている…
それほどのはまり役と言えるだろう。
そんな変身ぶりに加えてすごいのは、何人もの大物ミュージシャンが
多く参加していること。オシャレバンドの佐治秀樹はカジヒデキがモデルで、
本人も自身のヒット曲「ラ・ブーム」を歌いながらカメオ出演しているし、
本タイトルの由来となっている「デトロイト・ロック・シティ」を代表曲に持つ
「KISS」のメンバーで世界的ロックスターのジーン・シモンズの出演に至っては
夢のよう!
もちろん、彼らに引けをとらないライヴステージを見せてくれたクラウザーさん
こと松ケンのロック魂も大したものだ。俳優である彼が「そこまで出来ちゃうの!?」
と、思わず本人かどうか疑ってしまうライヴは、デスメタル好きでなくとも
見入ってしまう迫力だ。
この映画に二枚目的な“かっこいい”松山ケンイチは見当たらないが、
これほど個性的かつ両極端な2役を演じた彼は、やはりとてつもなく
かっこいい俳優なのである。
(text:Rie Shintani)