ヒトに歴史あり

080821maiko.jpg未だ引越しの荷物の整理に追われてるひよこ。
とにかくモノが多いのだ・・・わたしの。

何が多いって、全般的に多いんだけど、あえて多いものの
トップ3をあげれば
1.食器
2.本
3.写真

本は、さくさくと箱詰めしてブックオフに送りつけたのでよしとして
食器は、自分で絵付けした「作品」なので、おいそれとは捨てられず
箱詰めしたまま天袋に眠ってもらった。

んで、問題は写真。
     
    
            


080821maiko2.jpg写真は、撮るのも撮られるのも好きで、フィルム写真だった時代は
とにかく全部プリントするから、もう膨大な量のアルバムが
ダンボールに詰め込まれているのだ。

悩んだ結果、(全部は無理だけど)ある程度スキャンして
取り込んだら捨てる、と言う方向で行こうと決めた。


ちょうど10年くらい前のわたしはものすごく太っていて
「こんな写真撮っておいてもなぁ」
ってくらい、微妙な容貌をしているのだが、それを
ちょうど10歳近く年下のソニオ(オット)に
「この頃、今のソニオくんと同じくらいの年だよ」
と見せると、彼は必ず、しばらくの沈黙の後、
「ヒトに歴史ありですね」
と言うのだった。

この沈黙にはどんな意味が・・・とは、決して詮索すまい。

この頃の自分と今の彼との方が、年齢から言えば釣り合うはずなのだが
世の中とはそう単純にはできていないらしく、彼が言うには
「この頃のひよこちゃんより、今のほうがタイプ」
と言うことらしい。 (書いてて照れまする → なら書くな)

長い間には太ったりやせたりを繰り返しているので
やせている写真で、自分ではなかなか♪と思うような写真でも
「なんか違う」
と言われてしまう。

つまりヒトとは、年齢差ではなく
その時、その時点で出会ったと言う事に、意味があるのだろう。


10歳(正確には9歳)違うと、生きてきた時代はやっぱり違う。
だって、わたしが立派な大人だった(?)20歳の頃の話をすると
「ボク、その頃小学生でした」
とフツーにかえってくる。最初はそのたびガックリ来たものだけど。

そんな感じだから、彼からすると、10年近く余分に生きていて
しかもここには書けない歴史をイロイロ持つわたしはまさに
「ヒトに歴史あり」
と言うことなのだろう。

まぁ面白がってくれているようなので、よしとしますか。


画像は10年ちょっと前に京都で撮った舞妓画像。
このまんまお座敷に出られそうだと、ブタも木に登るお褒めの言葉を
頂戴しつつの撮影だったのだが、ホセ・ソニオに言わせれば、一言
「太ってますね〜」

ああ、確かにねっ!(怒)

下のは『DMCスペシャルバージョン』


  •   このエントリーをはてなブックマークに追加  

<< 『20世紀少年』と『DMC』 戻る 紫陽花だより >>