茶色の朝

040323brown.jpgちぇしゃさんから紹介があってから、ずっと探し続けていた本。近所の本屋では、見当たらなく、出先でようやく見つけたので、早速購入。しかし、帰りの電車の中で、すでに読破。

とにかく、短い話なのだ。だけど、その短い言葉にどれほど多くのことが、込められているだろう。少しずつ、それとはわからないやり方で、変えられていく日常。気づいたときには、すべてが遅いのだ。

やがて、この日本が、世界が、茶色に染まるときがやってくる。このままで行けば、必ずその日は来る。茶色い犬と、茶色いネコと、茶色い新聞しかない世界。わたしも、茶色いひよこの絵を描かなくてはいけなくなるのだろう。

何ができるのだろう?何をすればいいのだろう?ずっと、考え続けている。答えは見つからないけれど、でも、考えるのをやめてはいけないのだ。わたし一人では無理でも、同じ思いが集まっていけば、大きな力になる。きっと動かすことができる・・・そう信じて。ぜひ、この本を読んでみてください。



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