
とにかく、短い話なのだ。だけど、その短い言葉にどれほど多くのことが、込められているだろう。少しずつ、それとはわからないやり方で、変えられていく日常。気づいたときには、すべてが遅いのだ。
やがて、この日本が、世界が、茶色に染まるときがやってくる。このままで行けば、必ずその日は来る。茶色い犬と、茶色いネコと、茶色い新聞しかない世界。わたしも、茶色いひよこの絵を描かなくてはいけなくなるのだろう。
何ができるのだろう?何をすればいいのだろう?ずっと、考え続けている。答えは見つからないけれど、でも、考えるのをやめてはいけないのだ。わたし一人では無理でも、同じ思いが集まっていけば、大きな力になる。きっと動かすことができる・・・そう信じて。ぜひ、この本を読んでみてください。