先日、身近な人から「それにしても、いろいろやってるよね。私だったら、モノ書くならそれだけに絞るけどね」と突然言われた。私がいつも同時に二つのことをするのには慣れているけど、さすがに今は、それはまずいと思ったのかもしれない。「ひとつに絞った方がいいものが書けるんじゃないの?」その通りかもしれないし、その通りじゃないかもしれない。 別のある方からは「やっていることが相乗効果を生み出すこともあるから、いろいろ同時にするのは、悪いことじゃないと思う」と言われたのだった。
プロになろうと思っているわけではなくて(そんなことを口にするのもおこがましい)自分の中にたまったものを、吐き出したいだけなのだ。でも確かに、時間もエネルギーも必要だ。生半可な気持ちで、いいものが書けるほど甘くはない。それはつくづく感じている。上のある方も、そう言ってくれはしたものの、ご本人はプロとして活躍していた音楽をやめて、今はモノ書きに専念しているのだ。
わたしは、ストレスを発散するのが下手で、同時に二つのことをするのも、ひとつだけだと、それにのめり込みすぎて、ストレスだらけになるからなのだ。そんなときに、もうひとつ何か世界を持っていると、いい言い方ではないけど、逃げ場になってくれるのだ。いつのまにかそんなクセがついていて、気づくといつも同時に二つのことをしている。(水彩画と絵付けなど)
そういえば、ひよこを描き始めたきっかけも、なんかそんなものだった。生活に行き詰まりを感じていたけれど、なんとか心の中で立て直そうとしていた。毎日、何かひとつだけ楽しいことを見つけよう。そう思って、描いていたのだけど、読んだ人には多分、能天気な人のラブラブ日記だと思われていたんじゃないかな。
でも結局そうやって逃げたことは、何の解決にもならない。ひよこを描いたことがきっかけで、生活が思いがけない方向に、どんどん変わって行くなんて、誰が想像できただろう?
書くことを頑張ると言い放ったのはほんの数ヶ月前のことで、ここで発言をくつがえすのはいかにも根性がなさそうだけど、ココ数ヶ月ホントにいろんな事があった。今は逃げ場のない場所で、脚をふんばってがんばってみたい。モノ書きの私は、しばらく封印することにしよう。・・・なーんて、大げさに書くほどのものでもないのですけど。わたしの文章の最大の欠点は、無意味に大げさ、なことかも。
なんかだんだんわかってきたぞ〜〜〜〜