今年のお誕生日は鎌倉で過ごしました。
ギリギリまで近場の海外に行けないかと、
ソニオが手配を頑張ってくれてたんですが
平日発でもどこもいっぱいで
(安いパックだからですが(笑))
せっかくだから着物の似合う場所に行こう!ということで
初めて着物で23区脱出です。
快晴でキモチのよいお散歩日和の鎌倉で
そろそろおなかがすいて
はいったお蕎麦屋さんのプチデザート。
わらび餅と葛餅と塩昆布。
どれもモチモチウマウマ。
先週の骨董市で買った
紫の訪問着(?)と
黒の羽織の組み合わせ。
残念な事に帽子が
イマイチ合っていない。
この帽子はもちろん
「着物に合う帽子」
ということで作ったんですが
なんかちょっと違う。
帽子に合わせるにはもっと
艶感があって色気がないと
ダメだなーと思った次第。
黄色い山吹と紫のダイコンソウ。
そして四十路の私。
写真のお花は円覚寺で見かけた
みつまた。
最近すっかり花の名前を忘れてて
これも札を見て思い出しました。
そしたら周りでも
「みつまただって!」
って話してるのが聴こえてホッ。
展望台に向けて
とんでもない数の階段を
いざのぼる私。
着物で、そして草履で。
「やめてもいいですよ」
と言うソニオ。
「ソニオくんはやめてもいいよ」
と言いつつ進む。
ソニオがへたれてるはずないんだけど
彼は空気の読める(私の顔色を読める)
オトコなので、しんどくなんかなくても
「ちょっと疲れた」
と言ったりする。
とっても渋い建物をそのまま
利用している小さな美術館。
なんとこの日までおひな様を展示中。
すっかり鳥目になったソニオがお飾りを撮影。
はいったお蕎麦屋さん
お店には陶器や布の和小物も並べてあって
どれも手頃なお値段で
その場でお湯のみや
マグカップが売れて行きます。
鎌倉に来た記念にって
日帰りなのになんだか
そんな気分にさせる場所なんですよね。
まぁ、片道1時間半はかかるから
旅行みたいなものですけどね。
このネコたんは毛並みが良くて
とってもキュート。理想の色だわ。
さて、肝心のお蕎麦です。
びっくりしました。
・・・あまりに
コシがなくて。
生まれて初めてです。
こんなにコシがないの。
これって
こういうお蕎麦なの?
それともゆで過ぎなの?
おいしいの?
それともまずいの?
それすら判別不明。
薬味にゴマが添えられてたり、こだわりは十分感じるお店なので
まさかゆで具合だけこんなにダメ、なんてことがありうる?
???だらけで、とっても不思議。
食べてる最中はソニオもワタシ私も無言。
食べ終わって店の外に出て、せきを切ったように語る。
不思議な不思議なお蕎麦。
お蕎麦いっぱいで、こんな不思議なキモチになれたんだから
なんだか得したと言えるのかも。
そう思わせてくれる事もまた不思議ですごい。
とりあえずデザート頼んでよかった。
こちらは食べた瞬間に「おいしい」って口から出て来た。
みなさん、明月院にお越しの際には、近くのこのお店
ぜひ(恐いもの見たさで)お試しください。
ロケーションも雰囲気もいいから、けっこう混んでましたけどね。