素晴らしき退屈な日々。

8月9日(火) 花子になりたい。
今日は6時40分ごろに起きて、バナナを食べてから、7時過ぎ〜8時半まで走った。 ずいぶん楽に走ることができたのは、以下のおかげ。

・昨夜のマッサージ
・しっかり準備運動(昨日まではしていなかったのだ)
・軽い朝食(バナナ)

しかし、準備運動のせいで、昨夜の夏祭りに続き、パンツとソックスの間を蚊に食われまくった。明日から足首まであるパンツをはかねばっ。コースは1350mくらいで、200m走って100m歩くペースで走ったので、800mくらいは走れたんではないかしらん。

私のアイドル・白猫のぴぴちゃん(仮名)は、出会って3日で膝の上に乗ってきた。なんて尻軽な・・・♂猫の場合、この表現は果たして正しいのか? ぴぴちゃんは、ゲートボールの方々にも人気で、「その子かわいいでしょう?」とおばあさまから話しかけられた。ぴぴちゃんを見ていると、やっぱり世の中渡っていくには愛きょうだな、と思う。

となりの部屋が工事中で、韓流のいいところになると、ガガガガガガガガガ!とドリルの音でなんにも聞こえない。それがCMになるとピタッと止まるのは、ワザとしか思えないよねーとオットと言い合う。当然、本気で怒っているわけではなく、そのタイミングに感心していただけなのだが「怒っても仕方がないでしょう」と母に諭されてしまう・・・・・・ああ。

やはり名古屋の夏は暑い。ジョギングの時間はまだまだ平気だけど、真昼間の11時半ごろ、買い物に出たら、冷房のきいた店から出られなくなった。寒がりな私には、東京ではありえないことだった。

朝起きるのがつらい。1時に寝て6時に起きてお弁当作ってたなんて信じられないほど。寝る前にオット所蔵のマンガを読むのが日課なんだけど(こちらに来て、そう言う余裕ができた)おとといは、「花男」を最後まで読んでしまって遅くなってしまった。「花男」も、ぴぴちゃんと同じ。やっぱり人は愛きょうだな。もちろん才能もだけれども。

昨日からは「ナンバー5(吾)」を読みはじめ、一巻読み終わるまで寝られない〜〜ふがふが。11時に寝たいのに、つい11時半になってしまう。それでもなんて健康生活。たっぷり眠っているつもりでも、夜の眠りが浅いのか、起きているときに体力が奪われるのか、お昼御飯のあと、ソファで眠ってしまった。起きて焦って、絵を描く。今度は引っ越しました葉書用ではなくて、もっと大量に。もっとピッチを上げなくては。寝てる場合じゃない。追われるような気持ちがなくなったのはいいけど、のんきすぎるのもあかん。ちょっと自分にカツを入れなくては・・・・・と書きつつ、今日も眠い。

           

8月10日(水)その1*世のお母さんってものは
不思議な感じ。こちらに来て、食事の支度と買い物以外の家事から解放された。けれど、自由な時間が増えたかというとそう言う感じではない。ただ、美しく整頓され、ピカピカに磨かれた中で生活できるのは気持ちがいい。母は基本的に、相手を自分の思い通りに動かそうとする人で、小さなことをいちいちめんどくさい話にしてしまう。

毎日毎日、マメに掃除や洗濯をして、私のつくる料理以外に、あえ物やゆでたものなどの小鉢を事細かに用意してくれて(←これには感謝)それでも一日の大半の時間は暇そうに、テレビを見てるか寝てるだけ。「お母さんも趣味くらい持ったら?」 というと「私は趣味は持たないことに決めたの」という。それはそれでいいのかもしれないけれど、ヒマだと私達が気になってしょうがないみたいで、いろいろと、干渉が始まるのでちと困る。

それにしても、性格的には似てないこともない母親だけれど、生き方とか、考え方はびっくりするくらい違って、この人から生まれてきたことが、ときどき信じられなくなるのだった。

関係ないけれど、母親ってものは、子供の言うこと、本当に信じないよね。どうでもいいことなのだけど、オット母が、どうでしょうの藤村Dの実家が四国だと言い張っていて、名古屋だと説明しても信じないのだ。母って、いつまでたっても、子供は子供だって思っているんだな。

           

その2*ジョギングと猫の話。
今日はオットが我慢できず、カメラを持って出かけたので、軽い運動だけして、猫の撮影をした。昨日膝まで乗ってくれたぴぴちゃんは、今日はちょっとツンデレで、水飲み場で、にゃーと私の方を振り返るので、蛇口を開けてやると、おいしそうに飲み始めた。

コレはシャッターチャンス、とオットが写真を撮っていると、どこからか自転車のサラリーマンが写メを構えながらやってきて、目の前で「あ、終わっちゃった」と言って肩を落とした。「こいつ賢いでしょ。水出させるんだよね」と彼はは言い残して去って行った。わざわざ水を飲む写真を撮りにやってくる人がいるなんて。もしかしたら、ぴぴちゃんは結構有名な人気猫なのかもしれない。

Facebookのねこイイね!にオットはよく投稿していて、一日で一番いいねをもらって「今日のイイね」みたいなのに選ばれたりもしたので、このぴぴちゃんシリーズで行こうか、なんて話していたけれど、個人情報がばれそうなので、あきらめることにした。残念〜〜〜

           

8月11日(木)素晴らしき退屈な日々
平穏な一日。とにかく名古屋は暑いのだ。走った後、白猫のぴぴちゃんを探すと、女子トイレで丸くなっていた。おいおい君は男子だろ、と突っ込みながら近くに行くと、にゃーと鳴いて寝てしまった。猫だって暑いのだ。

朝起きて走って、テレビを見て、昼ご飯作って、絵を描いて、夕飯作って、マンガ読んで、寝る。日々のルーティンワークが固まりつつある。マンガ「ナンバー吾(ファイブ)」が読みたくて読みたくて。でもマンガは寝る前だけと決めているので、我慢した。こういうことをわざわざ書いてる自分は、果たして大人なんだか子供なんだか。

引っ越しました葉書は、知人(本名で年賀状のやり取りをしている人)のみ、なんとか発送。ネットでつながってる人は、メールで失礼させていただきます〜。ところで、私はお盆前は「暑中」でいいと思って書いてしまったら、9日までなのね。ダメじゃん。

それにしても、毎日いろいろ考えてるし、いろいろやっているのだが、こうして日記に書くと、なんて平和すぎる退屈そうな日々を送っているんだろうか。けれど、こうして東京を離れると、なんかこういう生活をずっと続けていたようにも思えてくる。今も、引っ越したことを知る人からも知らない人からも、いろんなイベントへの招待がひっきりなしに届く。行けないことがさびしいと思うこともあれば、断る口実ができたともいえる。とにかく、毎日お城を眺めながらジョギングできる毎日は、悪くない。 数年前、夕方起きて、朝陽が昇り切ってから眠るような生活をしていた自分からは、考えられない毎日。想像もつかないことが起こるからこそ、人生は面白い。


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