猫に教わる。

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8月12日(金)猫に教わる
ある程度年をとってから運動にはまるのは、たるんだあとだからこそ、体の変化がはっきりと表れるからだ、と思う。2009年春までは、定期的にジムに通っていたものの、その後のたるみきった生活で、ぶよんぶよんになっていた私であるが、ちょっとずつ、ちょっとずつしまって行くのがわかる。走るのも、最初は200mも苦しかったけれど、ちょっとずつ距離が延びて、だんだんと300mが楽に走れるようになってきた。一周1300mの途中で一度休憩を入れるので、そこまで一気に走るのが当初の目標。しかし、200mしか走れないって、自分でも愕然としたけれど、最初がダメなほど、成果が出やすいってものだもんね。

いつもの白ネコ・ぴぴちゃんの姿が見当たらず、あせったが、お堀のほとりに丸くなっているのを発見。寝てるとき以外は、本当に熱心に毛づくろいをする彼を見ていると、いろいろ考えさせられる。必要なことはみーんな猫に教わった、とか言う本があったよなぁ。読んでないけど。けれど、この白い自由な猫を見ていると、いろんなことを教えられる気がするのだ。

母といろいろ語らう。「あんたはオットの扱いがうまい」と褒められた。「自分にはそれができない」と。「子育てにも、お父さんに対してもできなかった」と。「自分は人をほめることも甘えることもできない」と。それは、お母さんが今まで人に甘えたことがなかったからだね、と私は言った。だからお母さんは、人に甘えるのが下手だし、人を甘えさせるのも下手。

私は人に甘えると言うことを、9歳年下の夫に初めて教わった気がする。甘えて甘えられて、その中でできることを頑張って、できないことはフォローしあえばいい。一人で何もかもできなくてもいいのだ。私は、小さい頃は勉強もできたし、絵も得意だったけれど、ほめられたことがあまりなかった。できないことばかりをできないと言われ続けたし、できないことはダメなんだと思いこまされてきた。だからこそ、できるだけ、人のいいところを見て、褒めて行きたいと思う。相手にできないことがあっても、ほかにもっと、こんなにできることがあるじゃないか、と言ってあげたいと思う。

私は本当は不器用で、針仕事は得意なわけじゃない。けれど、下手なくせに大好きなのだ。下手だから人の倍努力が必要だけれど、努力すれば、大抵のことはなんとかなる。針仕事以上に苦手なのは運動。ずっと体育の授業が憂鬱だったけれど、大人になってから、実は嫌いじゃなかった事に気づいた。たとえ、走るのがどんなに遅くても、動きがどんなに不格好でも、好きなんだ。自分が楽しいんだからいいじゃないか。そんな風に自分を許しながら、自分が楽しいと思うことを、続けていけたらいいと思うのだ。

           

8月13日(土)しがらみから逃れる
毎日毎日暑い。毎日せっせと絵を描いているんだけど、PCに向かうと、ついついピグライフをのぞいてしまう。 サン牧以上のはまりっぷりだ。サン牧と違うのは、庭のデザインができること。コレは楽しい。そんなわけで、昨日マンガも読破したことだし、しばらく夜の読書タイムはお預けで、絵を描く時間にするが、ついついオットと語らってしまう。

ずっと、いろいろともやもやしていたことが、オットと話していると、ハッキリとした形になってくる。彼は特別に助言などを与えてくれるわけではないのに、彼と話すと、問題に道筋ができてくる。結局人は、人に何かを話す時、結論は出ているのだな、と実感する。結論として、しがらみから逃れられたのは、いいことだ。

7月の初めに交流会で出会った某大手広告代理店の同世代の女性は「もうこの年になったら、好きなことしかしたくないし、好きな相手としか付き合いたくない」と言っていたが、ホント同感だと思う。その人と私とでは築き上げてきたキャリアが違うので、同じようには語れない。だから、仕事上では、まだまだそんなことは言えないけど、プライベートは、もっと細く狭いお付き合いをしてもいいかな、と思う。

自分にとって、気持ちのいい相手としか付き合いたくないのだ。私はそんな器用じゃないし、たくさんの相手に親身になんてなれない。そう言う相手は、絞りこんで、ほんの少しでいいし、不愉快な相手とは、無理して会いたくないのだ。自分にとって有意義な時間を過ごせる相手以外と過ごす時間が、正直もったいないのだ。誤解しないでほしいのは、利益のある人間以外とは会わないという意味ではない。何か自分を刺激してくれる人=有意義な時間を過ごせる相手、ということなのだ。仕事上の交流会で、ヘンな人に遭遇したりするのは、それはそれで面白いけどね。

そんなわけなので、上京する時に会う相手は、本当に会いたいと思える相手なんだろうなぁ。相手から断られないようにしなくては(笑)気づくと1時も回っているのに、ふたりとも全然眠くならず。絵はなんとか一枚仕上げて・・・・明日、頑張ろう、と思いながら床についた。

           

8月14日(日)だまされてはいないけど
日曜なので、本日はお散歩。しかし、アイドル・ぴぴちゃんは、お相手してくれず、ずっと寝ていた。それから、母から、お城から近いと言う、100円ショップでの買い物を頼まれて、目指して歩くが、あるけどもあるけどもたどり着かない。遠い〜〜〜〜〜

あまりの暑さに、意識がもうろうとしてきた。10時にぴぴちゃんと別れ、10時半に店について、11時には帰宅する予定が、11時すぎにようやく店に到着。1時間も歩いていたのかっ。母にやっと買い物が終わったのでこれから帰るとメールすると、駅からだと近いけど、お城からは遠かったね。ごめんね、と言われる。最近、母の覚え違いで、いろいろ大変な目に遭う私達。 それでなくとも、質問に全く違う答えが返ってきたり、いろいろと忘れてることが多い母である。

その昔、会社の旅行でTDRに行った帰りに、○○公園に寄ったと言うのだけど、初めて聞く名前なので、調べてみると、○○公園とは、福井にある公園だった。けど、母は、福井になど行ったことがないと言い張ること数時間。すっかりその会話を忘れていたころになって 「そういえば、ディズニーランドの前に、会社の旅行で行った、福井!!」 と急に叫んだりして。。。もしや、母はボケちゃったか?疑惑に拍車をかける。まぁ、ずっと家に一人でいたら、そんな風になるのも無理はない。この先、いかにして、ボケさせないかが、我々の課題かもしれない。

ところで、昨夜は1時半に寝て、6時間しか寝てないのに、今朝はピシッと目が覚めた。寝起きの悪い夫も同じで、睡眠時間が短いほうが寝起きはいいなんて、二人とも変だなぁと思う。私より若い夫は、朝が苦手なので、起きられないかなー?と思いつつ顔を見ると、その瞬間にでっかい目がバチッと開いて、本当に驚いた。なんで?と言うと、起きた気配がしたからだって。彼は子供の頃から本当によく寝る子だったらしいのだが、そんなんで目が覚めちゃうくらいだから、寝ても寝ても寝足りないんではないか?

午後から少しだけ机に伏せて寝ちゃったけど、一日元気だったので、私のベスト睡眠時間は、6時間〜6時間半くらいなのかもしれない。


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