絵の真の価値はどこに?

070806roll_hiyoko1.jpg70年以上ゴッホ作だとされていた、オーストラリアのビクトリア州にあるナショナルギャラリー所蔵の作品が、このたび他人の作品であると
発表されたそうです。

この絵、ワタシは知らない絵でしたし、有名な絵ではないようですが、それでもゴッホの作品として人々に親しまれて来た、70年という長い間に、この絵を見て感銘を受けた方達の評価が、このことによって変わってしまうとしたら、それは不思議であり、悲しいことであり、仕方がないことなのかもしれませんね。
難しい問題です。


              


070806van_gogh.jpgゴッホの作品とされて70年、実は他人の作品と判明 2007.08.03
Web posted at: 18:14 JST- CNN/AP
メルボルン──ポスト印象派の巨匠、フィンセント・ファン・ゴッホの作品として70年以上にわたり、オーストラリアの美術館が所蔵していた作品が、実際は他人の作品であることが判明した。オランダのゴッホ美術館の鑑定で明らかになったと、オーストラリアの美術館が3日、発表した。

ゴッホ作ではないことが判明したのは、豪メディア王ルパート・マードック氏の父キース・マードック氏が1939年にオーストラリアに持ち込んだ、「Head of a Man」。第二次世界大戦の勃発を機に、ビクトリア州のナショナル・ギャラリーが1940年、約3500ドルで買い上げた。

同ギャラリーのジェラード・ボーガンさんによると、ギャラリーが購入する以前から、この作品は10年以上にわたって「ゴッホ作」とされていたため、そのままゴッホ作として収蔵されたという。

ゴッホの作品かどうかという疑問が持ち上がったのは、昨年8月のことだった。スコットランド・エジンバラのディーン・ギャラリーでこの作品が展示され、本当にゴッホの作品なのかという批判を受けたという。

エジンバラでの展覧会後、ナショナル・ギャラリーはすぐに、この作品をゴッホが生まれたオランダのゴッホ美術館に送付し、調査を依頼した。
その結果、ゴッホと同時代の作品だが、画風に大きな違いがあり、他人作と鑑定された。

作品は、1886年製作との記録があり、ゴッホ作とされていたこれまで、約2100万ドル前後の価格がついていた。
ボーガンさんは、この作品が贋作(がんさく)だったわけではなく、単に作者名が誤って伝わっただけだろうと強調。「この作品を、ゴッホ作として流通させたという証拠はない」と話している。

              


Image0171.jpg最近ひさびさに登場してるロールちゃんですが、こんなパンがあったよとメールをくれた友達がいました。1年以上ご無沙汰してるのに、忘れないでいてくれる気持がうれしくて、復活させてみました。

ロールちゃんとクロスケの出会いのお話はこちらに(リンク切れ)
「ボクの名前はクロスケ」
「ロールちゃんとの出会い(前)」
「ロールちゃんとの出会い(後)」
「ロールちゃんの秘密?」


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