ヴィラデスト歳時記2004 玉村豊男作品展

041012tamamura_toyoo.jpgエッセイストであり、画家である玉村豊男さんの作品展が、あちこちのデパートで開催されている模様。わたしは、10/8(金)〜13(水)まで開催されていた日本橋三越で、10/12(火)に見て来ました。画像は、品切れだったのか、白黒のコピーしかありませんでした。それに、適当に色をつけてみました。

小粋なセンスの水彩画は健在で、うっとり眺めていました。彼の描く素朴でいておしゃれな野菜やハーブの絵も、しゃれた都会の街角も、どちらも大好きです。そして、今回展示されていた絵以上に、心惹かれたのは、彼のデッサンや素描を集めた作品集。花の絵、野菜の絵などに分かれて何冊か出ていますが、もうそれはそれはいろんな表現で対象物が描かれていて、改めて玉村氏の幅の広さを感じました。わたしも、もっといろんな絵を、いろんな表現で描きたいなぁ、と思いました。

マチスの展覧会でも思ったのだけど、同じモノを見て、違う表現で描くと言うのも
今はすごくやってみたいこと。今までは、花を見ると、ボタニカルアートで、細密に描くことしかしてこなかったし、そのことに疑問すら抱かなかったけど、これからは、いろんな画法を試してみたいと思っています。ただ、細密画をある程度極めて、そこからデフォルメすると言うことは、とても大切なことだけど。何でも、基礎のない上に、立派な家を建てることはできないのだから。


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