心の目

古書店に入ったら、春に近代美術館で行われていた藤田嗣治の展覧会の図録が¥980で売られていたので、即買い。東京も京都も行き損ねて、広島は遠いし日程的に無理なので、諦めたところでの出会いでうれしい☆フジタの原画はかなりの数見ているハズなのでそれを思い出しながら、心の目で見なくては☆

そういえば、この展覧会について、西洋と和の融合みたいな事をさかんに言われていたのだけど、私の中でフジタは、パリのエスプリとイコールで結ばれていて、彼の絵にほとんど和を感じないのだけど、先日ある大御所が、同じようなことを言っていて、なんかウレシかった。

フジタの和って、たとえばフランス料理に和の食材をちょっと使ってみたけど、ソースも盛りつけも根本的にはフレンチってことと同じなのではないかと思う。(なんてえらそうに)

今は久しぶりに植物の絵を描いているいつも描いていた植物画と違って、モノクロなのだけど、これが意外に難しい。カラーだと葉っぱは、表は若干青みがかったテールベルト系、裏は黄色っぽいグリーンと分けて変化を出せるのだけど、それを濃淡だけで描き表すわけなのだ。でもそれを工夫するのがまた楽しい。私は根っから植物を描くのが好きなのだな、と思う。これも心の目で植物を見なくては☆


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