パキスタンのブッダ

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一年ほど前に上野の国立博物館に仏像展を見に行った時に、企画展の和の清々しいブッダにたくさんお会いした後に遭遇した東洋館(常設)の西アジアのブッダたち。写真整理していたら出てきたので、何となく載せてみる。パキスタンのガンダーラがルーツなので、ガンダーラ仏と呼ばれているそうだ。ガンダーラと言えば、西遊記のテーマソング。永遠のユートピアはパキスタンにあったのですね。

恐れ多くも言われて頂けば、濃い顔をしてらっしゃいます。しかし、そもそもブッダはこの辺りのお国のお生まれなのだから、実際は我々に馴染みのあるあのお顔ではなく、こちらに近かったのでしょうね。左二体は悟りを開かれた後の如来形(*)。日本の如来と違い、顔が派手なだけで、装束が地味でもこんなにきらびやか。右は悟りを開く前の菩薩形(*)。王子様の装束を身につけてらっしゃるブッダ、しかも男前。素敵過ぎです。ブッダというよりは、踊るマハラジャに出てくる俳優と言っても過言はないくらい。(インドはヒンドゥなのでちと違うかもですが)お腹周りがややメタボ?に見えるのが気がかりですが。


菩薩=悟りを開く前の釈迦(ゴータマシッタルダ)。王子の装束なので、装飾がたくさんできらびやか。如来につかえる。
如来=悟りを開いた後の釈迦(ブッダ)。乞食と取り替えたボロを身につけている。仏の最上位。


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