そんなわけで、年賀状のイラストを載せてみましたが、全く関係のない日記です。
音楽を聴くのは嫌いじゃないけど、詳しいとは言いがたかった私。それぞれの時代の売れ線をそこそこ聴き込んでいるだけで、コアやマニアな音楽には、近寄りもしなかったし、ただ好きなアーティストを、この人と決めたら、一直線にそればかりを聴いていました。
コアなものも聴いてないけれど、有名な音楽も実はよく知らない私。でもある人にこう言われたのです。
「たとえば、イエローモンキーが好きだったら、吉井に影響を与えたデヴィッド・ボウイとかT-Rexなんかのグラムを聴いてみようとかって思わない?」
その言葉がきっかけで、ボウイを聴いていたりするわけなんです。
デヴィッド・ボウイって「レッツ・ダンス」とか戦メリとか、ライブエイドくらいしか私の中にはなかったんですが、ボウイと言うのはそもそも、知名度の割にはヒット曲の少ない、コアなファンに支えられたアーティストなのだそう。
好きなファンは全曲聴き込んでるけど、それ以外はやっぱりレッツダンスしか知らない(笑)
音楽のジャンルに関する知識も私は結構曖昧で、グラムとかパンクとかメタルとかハードロックとかニューウェイヴとか、はっきりいって、何が何だか、の私に、その人は懇切丁寧に系統立てて、違いや代表的なバンド、アーティストを教えてくれたのでした。
・・・楽しい!二人してすごく楽しくなってきてしまいました。
そしてたまたま、昨日この本をBOOK OFFで¥200で入手したわけです。5年ほど前に気にはなったものの買わずじまいだったこの本、今読んで見ると本当に興味深い事実がてんこもり!
たとえば、BOOWYの初期の名前「暴威」は暴走族言葉から取ったのだと、昨日の今日まで信じていましたが、実はデヴィッド・ボウイが山本寛斎の衣装を着た時に、出火吐暴威と表記していたところから取ったというのが真相。ただ、あまりにグラム的すぎるこの名前は、すぐに封印されたのだとか。
布袋寅泰と吉井和哉の作る曲が、自分の中で一番ココロの琴線に触れるものだと今では確信していますが、そのルーツは同じくデヴィッド・ボウイだったわけです。(ボウイ、万歳!(笑))
布袋と吉井の共通点は、グラムやパンクなどの洋楽的な素養があって、音楽を始めていながら、そこから自分自身の天才を発揮して、他の誰とも違う日本的なオリジナルのロックを作り上げてしまったこと、だと私は解釈しています。
それにしても、音楽を聴いて胸が震えるような感動を味わったのは「これだ!!」を思わず膝を叩いてしまったのは、布袋寅泰の1st「Guitarhythm」とイエローモンキーの3rd「Jaguar Hard Pain」を聴いたときでした。
でも今日、この本を読みながら、改めて氷室の1stや2ndを聴いてみると、これもまたいいんですよね。彼の代表作は3rdということになってるらしいですが、実は聴いてないので、改めて聴いてみなくては。
その氷室が大好きだったと言うセックス・ピストルズや、ライブハウス時代、BOOWYと対バンをしていたアナーキーが「日本のクラッシュ」と呼ばれていた事から、クラッシュなんかも改めて聴いて見ると、驚くほど耳にしっくり来る。
極めつけは、BOOWYの5th「Beat Emotion」の中で、何とも後を引く曲「Our Revolution」がT-Rexの匂いがする、と書かれていること。きっとT-Rexも私の耳にはまってしまうに違いありません。
おいおい、こんなの10代で普通ははまってる音楽だよ、30代ではまるなよ、何て笑わないで下さいね。
今になって、自分の好きな音楽のルーツ、原点を探っているんです。それがこんなに楽しいことだなんて!しばらく、いや一生、はまってしまいそうです。
昨年こんな本が出たみたいです。内容違うのかなぁ?(笑)