たまたまテレビでNHKがついていたので、ふと見てみると、トカゲが水の上を走っていた。バジリスクと言うこのトカゲ、なぜ水の上を走ることができるか、という問題だったらしく、答えは、足を踏み込んだ時に「衝撃力」「抵抗力」「浮力」の3つのバランスで、走ることができるようになっているそうだ。
このバジリスク、1秒間に20回足を踏み込む事で、水の上を走ることができるそうで、理論的には、これと同じことができれば、人間にも水上を走ることは可能なのだそうだ。
しかし、体重80kgの人間がバジリスクと同じように走るためには、時速110kmで走ることが必要。ちなみに、100m走の世界記録は、時速にして33km程度・・・・・だみだこりゃ。夢のまた夢ですな。
このバジリスク、親は子育てをせず、赤ちゃんは生まれてすぐに危険なジャングルに放り出される。それでも自然はすごい。誰に教えられたわけでもないのに、生まれたての赤ちゃんも、見事に水の上を走ってみせるのだ。
天敵のワニ(カイマン)の素早い動きにもすいすい逃げてしまう。危険で過酷なジャングルを生き抜くためにこのトカゲに与えられたすごい武器なのだなぁ。それにしても、気持よさそう。
それに何だか、かわいく見えてくるから不思議だ。