The Yellow Monkeyが活動休止して、3年。昨秋よりソロ活動を開始した、YOSHII LOVINSONの待ちに待った、第一弾アルバムです。シングルの「TALI」「SWEET CANDY RAIN」を含む全10曲は、なかなか渋い出来栄え。
実は、2月に出たこのアルバムの情報を知ったのは、ごく最近。ホント、ファンの風上にも置けないわたしなのですが、聞いたその日に、Amazonで初回限定盤をGet!(ふぉっふぉっふぉ)購入前に、いろいろ書評を読んでみたけれど、どれもこれも
非常に褒めちぎってある〜〜。歴史に残る名盤、ですと???でも、気になるのは「イエモンとは別物」という言葉が、どこにも全部書かれていること。わたし、結構コテコテのイエモンが好きだからなぁ・・・・と、二日後に到着したCDを、ちょっとドキドキしつつ、オーディオに入れ、Playボタンを押しました。
一度聞いて、確かに思いました。これは、イエモンとは違う世界だなぁ、と。でも、イエモンのいかにもイエモンだった時代とは、確かに違うのだけど、ラストアルバムの「8」で、すでにこういう世界を思わせる曲もあったと思うし、吉井さんのやりたいことは、こういうことだったんだなぁ、というのが、すごくよくわかった、気がしました。そして、わたしは、こんなシンプルで繊細な吉井さんの世界も、好きです(^^)
一番好きな曲は、一番イエモンっぽさを残してると思われる「FALLIN' FALLIN'」です(あくまでも今の時点)。歌い方は「CALOFORNIAN RIDER」が好き〜。この声、たまらんです!
メンバーのヒーセが、別でバンドを作ってて、それはすごくイエモンっぽいカラーだとか。ということは、つまり音楽性の進む方向が、違ってしまった、ということなのでしょうか。しかし、イエモンはあくまでも「活動休止中」なのです。今、吉井さんがやってることは、彼のやりたかったことなのかもしれないけど、実験的な試みなのかもしれないし、またいつか、あの享楽とエロスの世界を鮮やかに見せてくれるのを、楽しみにもしたいなぁ、とも思ったりするのです。