すべては輪を描いてる

070731flowers1.jpg070731flowers2.jpg最近は出かけた事ばかり書いているけど、家にいる時間もとても大切にしています。

写真の花は、先日送別で贈られた花。
「とにかくピンクでってお願いしたのよ。お姫様気分になってね」
と送り主の社長(女性)から。バラ・スプレーバラ・デンファレ・ガーベラ・八重のトルコギキョウ。すっかりお姫様気分、堪能させていただきました。

夏は本当に花が持たないので、今はすでに少し元気がないけど、前にやっていたチャイナペイントの世界でのお話。日本人は蕾や満開が好きだけど、欧米人は意外と散って行くものが好きで、ほんの少し朽ちたようなバラのモチーフを好んで描いたりする、ということ。

これって女性を見る視点にも言えるような・・・・
先日も飲み会で「若ければいい」という日本の文化がすべてをダメにしている、なんていう発言も聞かれたけど、自分自身に老いを感じるようになるほど、若さってそれだけで素晴らしいように思えてしまう。

またそれとは逆に、年を経て蓄積されたものにも強く惹き付けられる。お話しして得るべきところが多いのは、ご高齢の方のほうが大きいのも確か。

憂うべきはただ無駄に年を重ねる事。何かひとつ志を持って、それを全うすべく全力を傾ければ、年を重ねる事は、むしろ喜びに変わるはず(だと思いたい)


◇ネイティブインディアンの言葉より◇

われわれがすることはなんだって、
輪を描いていることに気がついただろう。
世界の力はいつだって、輪をなして働いている。
何もかもが、巡り巡ろうとしているんだ。・・・・
世界の力がなすことは、みんな輪を描く。
ほら、空は円い形をしているだろう。・・・・
星はどれも円いと聞いている。
風だっていちばん勢いのあるときは、
渦を巻いて吹くんだ。
鳥たちも円い巣をつくる。鳥もわれわれと同じく、
大いなるものに身をゆだねているからな。
太陽だって弧を描きながら、昇っては沈んでいく。
月もそうだ。太陽も月も、その姿は円い。
季節--------------これも大きな輪をなして移り、
もとのところへ戻っていくんだ。
人の命も輪を描いている。
子供の時代からまた次の子供の時代へと。
輪は、世界の力が働くもの
すべての内にめぐっているんだよ。

『俺の心は大地とひとつだ』(ぬくみちほ訳・めるくまーる)



  •   このエントリーをはてなブックマークに追加  

<< 京都おこしやす大学『京の文化を楽しむ〜京の夏の旅へのいざない〜』 戻る WA‐DINING 美醤 BISHOU >>