2015年は、本当にいろんなことがあった、というか、あり過ぎた一年でした。
昨年もいろんなことがあったと思いましたが、今年はそれ以上です。
来年は一体どうなっているんでしょう。
それとも来年は意外と静かな年になるんでしょうか。
今にして思えば、2年前は本当に仕事がなくて、どうなることかと思っていましたし
オットが倒れて、自分が一家の大黒柱にならなくてはいけないという場面に直面して
自分にはそんな力はないと絶望していました。
40代半ばの、何のキャリアもない女が、この先どうやって二人分の食い扶持を稼いで行けというのか。
2013年の年末は、途方にくれていました。
けれど、それまでにまいてきた種が、少しずつ少しずつ芽吹いてきました。
本が出せたのも、イベントや取材をしていただけたのも、今までコツコツと種まきをしてきた成果で
全てが繋がっているのを感じます。
どんな困難な場面に直面しても、腐らずに一つ一つ丁寧に種をまいていけば、ちゃんと芽吹いてくれるものなのだ、
と今は実感しています。そして、ご縁を大切にしてきてよかったとも思います。
今年一年強く思ったのは「信じる」ということの力です。
この先どうなるかわからないのは、2年前と少しも変わりません。
今仕事があっても、急に来なくなるかも知れない。こういう仕事はそういうものです。
それでも、私にできることがあると、信じてくれている人が、今は周りにたくさんいてくださる。
期待して、応援してくれる人がいてくださる。
そう信じられることが、2年前との大きな違いだと感じます。
この日記を書いていたら、とても尊敬する、ある方からメールが届きました。
無許可で転載することをお許し下さいませ。
「ひよ子さんが、ひたむきに種を蒔いて来た事が芽ぶいてきましたね。
活動していくと、色々な事と向き合いますが
ひよ子さん夫妻の中にある真実の力で
きっとその色々を跳ね返し乗り越えていく事でしょう。
明年も更なる飛躍を!」
ありがとうございます。
最後になりましたが、画像は、今年一年気に入って通った、とあるショッピングモールのフードコートで
売っている「お好み鯛焼き」。手前の白っぽいのは、半身がタマゴになってる「半玉」。
オットは今ではこういうジャンクなものも普通に食べています。
それでも今年は大きく体調を崩さず年末までやってこられました。
それもこれも、彼の仕事を認めて、発注していただけているおかげだと思います。
この一年、支えて下さった皆さま、本当にありがとうございました。
来年は二人でますます飛躍の一年にしたいと思っています。
そんなわけで、今年の10大ニュース、いよいよ最後、TOP3です!
3.MARUZEN名古屋本店にて初トークショー&サイン会(11月)
10/26に本を出版することになり、たまたまご紹介を受けてお邪魔した
名古屋の本に関わる人たちの会で、運命の出会いがありました。
春にグランドオープンしたばかりのMARUZEN名古屋本店の店長・坂本さんが
「ぜひうちでトークショー&サイン会をやりませんか」
と申し入れて下さったのです。
そこからどう集客するか、店長の坂本さんと作戦を練ったり
トークショーで何を話すか、編集の田畑さんとアイデアを出し合ったり
色々悩んで心配で、胃が痛くなることもありましたが
なかなかできない経験をさせていただき、とても楽しかったです。
当日は京都から普及部(営業部)の皆さんも駆けつけて下さり
東京からは編集の田畑さんがいらして、名古屋に勢ぞろい。
幼馴染みで端唄・華房流家元・小真ちゃんからのお花も届いて。
お陰様で満員御礼。イベントは大成功に終わり、ホッとしました。
この秋に出版するまで、私は、名古屋出身にも関わらず、どこか名古屋に馴染めずにいたのですが
名古屋の本に関わる人たちの会にお邪魔するようになってから、初めて、名古屋に住んでいてよかったと
思うようになった気がします。
この本は、名古屋限定で売り出した本ではありませんが(笑)、やはり地元名古屋では、特にたくさんの人が応援して下さっている。
ここに味方や仲間がいてくれている、それが本当に実感できて、とっても幸せな気持ちになれました。
そのことに、感謝の気持ちでいっぱいなのです。
2.中日新聞の取材を受けて掲載される「名古屋在住のイラストレーターがコミックエッセイ出版」(12月)
新聞に載るというのは、多くの人にとって憧れであり
一生に一度は叶えたい夢なのではないでしょうか。
実は今年は春の南吉記念館の展示でも、名前とイラストだけ中日新聞の愛知版に
載ったのでした。
愛知版は私の住む名古屋市内はカバーしていないので、実物は記念館さんの方で送って下さいました。
その前振りがあっての今回の全面取材での掲載、やっぱり感動です!
今回の掲載のために、本当に多くの方の力添えを頂きました。
どれだけ感謝してもし足りないほどです。関係者の皆さま、本当にありがとうございました!
後日書きましたが、それまでアトピーに理解のなかった上司が、新聞記事を読んでから
理解を示してくれるようになったというご報告もあり、新聞の力を、改めて感じました。
1.初出版・コミックエッセイ「アトピーの夫と暮らしています」(PHP研究所)(10月)
今年は本当に色々なことがあった一年でしたが、やはりそんな中でも
これしかないでしょ、というのが、初出版でした。
ライター講座と言う名の出版企画塾に通っていた2005年から
ちょうど10年で、ようやく目標を果たしました。
池袋のデザイン会社「マルプデザイン」の社長の清水良洋さんより
ご紹介を受けた、PHPエディターズ・グループの田畑博文さんに
本書の企画書と見本原稿をお送りしたのは、2014年の10月末のこと。
しかし、私がイラストレーターとは言え、著者としては何の実績も無いということと
アトピーの書籍にヒット作がないということで、企画会議は難航します。
ちょうど一年前に、田畑さんからこんなメールを頂いていました。
ご相談中のアトピー企画ですが、いただいた情報を元に類書のデータも調べました。年が明けて、1月半ばに展示のために上京して、田畑さんとはじめてお目にかかりましたが
正直に申し上げると、これといった売れ行き良好書は見あたらず、
「アトピー」と関した本はなかなか手に取りにくいのかもしれません。
ただ、陽菜さんのネームは大変にチカラがあり、私としてはこの企画に魅力を感じますので、
企画決裁される確率は、あまり高くないかもしれませんが、このままでもう一度会議に提出して勝負してみようと思います。
時間をかけてしまい恐縮ですが、1月後半までには結論をお伝えしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
2014年12月26日 17:10
1時間ほどお話して、お互いに良い感触があったのだと思います。半月ほどして、うれしい報告がありました。
ご提案企画、社内決裁を取ることができました。12月に頂いたメールの中で「陽菜さんのネームには力がある」と言って下さったのは、本当にそう感じて下さったようで
時間はかかりましたが、サンプル原稿や構成案もご用意いただいた成果です。
心より御礼申し上げます。
読まれる本、売れる本を目指して、本作りをご一緒させてください。
力を込めて編集いたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
2015年2月05日 16:10
出版後の11月のトークショーでも同じようにおっしゃってくださいました。
何と言っても私にとっては初めての本で、最後まで本当に描けるかどうか、原稿が上がってみるまでは
わからなかったと思うのですが、田畑さんからは、とても私を信頼して下さってるのが感じられて
最後まで原稿を任せて描かせて下さったのが、本当にうれしかったです。
途中本当に酷い原稿をお渡ししてしまったこともあったのですが、それでもどっしりと構えて
「陽菜さんなら描けます」と言う態度をずっと貫いて下さったのが、本当にすごいなぁと。
そんな田畑さんからは、3位に選んでいる11月のトークショーで
「次作もぜひご一緒したい」
と言っていただき、それはもう、さながら公開プロポーズをされたかのような喜びでした。
ですので、これは、私からの公開ラブレターのようなものですね。
(ちなみに、田畑さんは妻も子もあるイケメン編集者で、ワタクシにも勿論、愛するオットがおります。→聞いてねえよって?w)
それは置いておいても、著者と編集者と言うのは、野球のピッチャーとキャッチャーのように
夫婦にたとえられるような、強い結びつきを持つものなのだということは実感しました。
そして仕事を通じて、人とそうした関係を構築できるということを体験できたのが、出版と言うことを成し遂げたことの
一つの収穫だったように思います。
次作に関しては、まだ企画テーマのみで、どんな内容になるかも未定ですが、きっとよい本になると信じています。
◇4〜6位◇
◇7〜10位◇
1.初出版・コミックエッセイ「アトピーの夫と暮らしています」(PHP研究所)(10月)
2.中日新聞の取材を受けて掲載される「名古屋在住のイラストレーターがコミックエッセイ出版」(12月)
3.MARUZEN名古屋本店にて初トークショー&サイン会(11月)
4.初イラスト講師・北名古屋市生涯学習課イラスト講座(8〜9月)
5.自分デザインの布で帽子制作「紡ぐ展」(12月)
6.新美南吉南吉記念館(愛知県半田市)でグループ展主宰(4〜7月)
7.ペンギンレコードポスター展に選ばれる(ランドリーグラフィックスギャラリー)(3〜4月)
8.オット、一年体調を崩さずに過ごせる
9.30年ぶりのクラス会に出席(11月)
10.吉井ライブ、3大都市制覇。東京(NHKホール・5月)・大阪(フェスティバルホール・7月)・名古屋(Zepp Nagoya・12月)