土曜日に、花火大会に出かけた。花火を見に行くなんて、もう10年ぶりくらい。大空に飛び散るいろんな色の火花。何度も上げる歓声。やがて声も無く、ただただ息をのみ魅入る顔。
この世で一番素敵な事って、感動を誰かと分かち合う事。感動だけじじゃなくて、いろんな感情を共有し合う事。
帰り道、カミュの「異邦人」と、キイスの「アルジャーノンに花束を」について考える。他の人には、結びつかないであろうこの二つの作品、私の中では同じキーワードで結ばれている。「本当に大切な事は、心の中にある」花火を見ながら、その大切な事が、はっきり見えた気がした。迷う事無く、歩いて行けそうな気がした。
Comments
よんよんまる ... 2005/08/16 11:38 PM
「異邦人」と「アルジャーノン」私の中では、同じキーワードでは結ばれないけど、どちらも大好きな小説です!切ないが、勇気付けられる。「そうだよな」って思う。そんな感じの小説です。私にとっては。
花火は、2年前に観たのが最後。なかなか日程が合わなくて・・・(^^;
あと、花火は人混みが嫌なのだ(笑)ご近所さんちに屋上がある家があり、仲良くなって密かに来年の花火大会は・・・・と狙っている(謎)ああ、うちにも屋上作れば良かったなあ(笑)
分かち合うこと、共有しあうこと。素敵ですよね。なかなか難しいことだからこそ、その素敵さも実にしみる・・・という感じですかね。
ぴぴ@管理人 ... 2005/08/18 02:18 AM
よんちゃん
「アルジャーノン」はともかくとして、「異邦人」を大好きだと言うのは、結構珍しいうちに入りそうな気がしますが、またまた共通項が見つかってしまったね(笑)
人ごみ苦手なの?んじゃ混んでる展覧会も拷問ですね。私は苦手ではないけど、ゴッホ展パスしちゃったからなぁ。いいなぁ、屋上のあるお宅からの花火。
うん、分かち合う事、共有し合う事って、実は奇跡みたいなものかもしれないよね。奇跡を見てしまったら、そこから離れられなくなってしまうと思う。素敵さが身にしみる、いい表現だね。
よんよんまる ... 2005/08/19 08:43 AM
>人ごみ苦手なの?んじゃ混んでる展覧会も拷問ですね。
ですね。先日、西洋美術館の「ドレスデン国立美術館展」を観てきましたが、混んでいました。貴重なフェルメールの絵がまた1点観られたのは満足でしたが。
経験上、絵画だけの展覧会よりも、工芸や宝飾等、博物系の展示もある展覧会のほうが混んでいるような気がします。やはり、見学に来る客層が広がるからでしょうか?
>私は苦手ではないけど、ゴッホ展パスしちゃったからなぁ。
あれ?ぴぴさん観にいかなかったんですね。僕の美術の興味の対象は殆んど西洋画に限られますが、ぴぴさんの対象は幅広いですからね(^^)
ゴッホも良かったですよ。やっぱり、ゴッホも緻密な画家でした。
ぴぴ@管理人 ... 2005/08/22 09:47 AM
よんちゃん
私の場合、興味の範囲が広いと言うより、去年は何でもかんでも行っちゃえ、と言う感じだったのですが、今年は若干抑えて、自分の好きな物だけに絞って行っていると言う感じです。
ゴッホはあそこまで混んでいなければ行ったと思うのだけど。もう少し早く行けばよかったのですが、4月は花粉症でダウンしていた私だったのでした。あ、私自身も、絵より工芸の展覧会の方が好きだったりします。