捨てたもんじゃない

今日から新しい仕事になった。男性ばかりと仕事をするのは、すごく気が楽だ。

今まで一緒に仕事をしていた女の子は、一見さっぱりと女を武器にせず働いているようで、意外と男と女の前で態度が変わる。好みの男性とそうでない人の前でも、ものすごく変わる。わたしがいなくなると、ガラス張りの部屋で、男の子と楽しそうに話しているのが目に入って、なんだかがっかりする。そういう部分さえなければ、彼女をもっと好きになれるのに。    
   
バイト仲間で、私より10も年下の中国人の男の子に、「自分より年下だと思った」と言われ、気をよくする私。お昼休みに仮眠室でご飯を食べながら、仕事をしようとしてたら、横に座ってきて、私のサンドイッチとおにぎりを見て、「それだけで足りるの?」と尋ねてきた。「うん。見た目ほど食べないの」と答えると「見た目もやせているよ」と言われる。そういえば、どんどんやせているような気もする。

携帯番号と携帯メールを聞かれたので、特にこだわりなく教えると、早速飲みのお誘いメールが入った。断りはしないけれど、やんわりと気のない返事をする。でももしもここで行ったとしても、自由なんだよね。それがなんとなくうれしい。一人は大変だけど、大変さよりも自由気ままさのほうが、今の私には大切なことだ。

母から電話があったので、そのことを話すと「あんたも捨てたもんじゃないね。元気でよかった」と、ホッとされた。


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