セッティング

080909akazukin.jpgもう2ヶ月ほど前の出来事。
久しぶりにとある版元さまへ。

少し前にお知り合いになった、とある芸能系の会社の社長から
本のイラストの依頼があったんだけど、企画自体が暗礁にのり上げて
あらたに出版社を探していると言う。

話をうかがってみると、そもそも最初に話のすすんでいた出版社には
この企画自体合わないのでは?と思えて来た。

そんなわけで、せんえつにも出版社をご紹介することに。

     
            


約束の時間のすこし前に社長と待ち合わせて、企画について打ち合わせ。
そのあと、他の企画の話や、わたしのブログについての助言をいただいて
思ってもみなかった方向で
「こうすれば、ブログもビジネスに結びつきますよ。」
と、アドバイスをいただく。
この社長、おもしろい、と思いながら話は弾み、約束の時間に版元さまへ。

ちょうど、わたしが話を持っていった部長とお会いできたので
ご紹介して、部長の部下のかたと企画のお話。

その部長もそうだけど、部下のかたも、とある取り組みをしていて
簡単にいえば、ある「いいこと」を推奨しているのだけど
企画の話以外にも、その点でも話がもり上がり
また、もともとの企画以外にも社長が用意して来たほかの企画も
おもしろいものがあって、版元さまも語る語る。

その後社長は帰られたけれど、わたしと版元さま2名と3人で飲む。
いろいろ語れて楽しかった。

「正直会う前は、陽菜ちゃんへの義理でって感じだったけど
なんか面白い人だったし、まだまだこれから面白いこと
一緒にやれそうなんで、知り合いになれてよかったよ。
いい人紹介してくれてありがとう」
と版元さまにいっていただき、首尾はまずまず。

最初出向く前は
「たとえこちらの出版社でこの話が決まって、私のイラストが
使われなくてもかまわないので」
と言っていたわたしだったけれど
(社長は「そんなこと言わず描いて下さいよ」と言ってくださっていたけれど)
企画について話をするうちに、愛着がわいて来て
やっぱり描きたいなぁ、と思うようになって来た。

それはそれとしても、人と人をつなげるって楽しい。
結びつけたことで、思いがけない面白いコラボが生まれたりする。
まだまだ人間的にも未熟で、人脈も少ないけれど、こうして
私を頼ってくれたり、私握りを感じて下さる方がいることがうれしい。

コレからも積極的にこういうことができたらいいな、と思った。


            


後日談:
その後、この社長からは、どんどん紹介してくれ、と言う嵐になり、
しかも、一介のイラストレーターである私には手に余る案件が増えてきて
離れますた。今はどうされているか。会社名も忘れちゃったし。

なので、考えを改めました。
もちろん、誰でも紹介すると言う訳ではありませぬ。
紹介するからには「できる」と思った人でないと、相手に迷惑だし、わたし自身も恥ずかしいし。

紹介して下さい、と頼む前に、自分は紹介にたる力を持っているか?と自問することが大事だと思うのよね。。。(2015.08.20)


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