【映画】『宮廷画家ゴヤは見た』

2010.07.26 Monday 16:17
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ



この映画はおもしろかったです。


映画を見るときに、私などは、あんまり監督の名前を気にしたりしなくて・・・監督さんごめんなさい、という感じなんですが、この作品は

1975年『カッコーの巣の上で』
1984年『アマデウス』

で、二度のアカデミー監督賞に輝いたミロシュ・フォアマン監督の作品なんですね〜
というのを、見終わった後に知りました。ついでに、『カッコーの巣の上で』と『アマデウス』が同じ監督の作品というのも、今回初めて知りました。ううう、無知すぎてすみません。
んでも、さすが、予備質知識なしでもおもしろかった!!と思いましたよ。

この映画を知ったのは、『ブーリン家の姉妹』のDVD中の予告で。なんだか、二時間ドラマみたいなタイトルですこと!!と思い、笑いながら借りたんですが、まさかこんな内容とはっ。

時代背景は、最初に兵士のファッションを見て、『ブーリン家』よりだいぶあとの
ロココに近い時代かな〜??と思って見ていたら、途中フランス革命がはじまり、ナポレオン軍が侵攻してきたり、まさにロココ末期から物語は始まります。
ナタリー・ポートマン目当てで見た映画なんですが、かなり強烈です。『ブーリン家の姉妹』も相当いいと思いましたが、このナタリーは、ホント、すごい。

すっごく、陰鬱で救いのない時代のお話なんです。異端尋問で無実の罪でとらわれる恐怖とか、次々と支配者が変わって、そのたびに略奪や虐殺されたり、運命に翻弄され続ける民衆。

この映画は、主人公に二人の人間を据えつつ、実際に描きたいのは、そう言った一連の流れや、人としての弱さなんだろうなーと思いました。

最初のほうは、ディナーで豚肉を食べなかったという、ただそれだけ(ユダヤ教信者は豚肉を食べないので)で、異端尋問されてしまうナタリーが痛々しくて、彼女を救おうとする家族の必死さとか、その寄付だけ受け取って、娘を釈放しない教会の腐敗ぶりとか・・・

もうね、見ていて辛くて、ちょっとここで挫折しそうになりました。


異端尋問と魔女狩りは、厳密には違うものですが、こういうのって、ある意味スケープゴード的なもので、貧しい人とか孤独な人が標的にされたんだと思っていましたが、魔女狩りはそういうものだったようですが、異端尋問は違うんですね。

裕福な商人の娘で、若く美しい女性が罪もなく囚われて、釈明もなく、その後15年にもわたって牢に繋がれたままなんて、なんだかもう、まさに一寸先は闇で、真っ暗闇の世の中だなと。

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